2019年7月1日からブログを開始して、1年が経過しました。
ブログ開設初期から、株をFXの証拠金として差し入れる「代用有価証券FX」の話題を主に書いています。

楽しくブログを続けられるのも、皆さんのおかげです。
資産運用ブログである以上、ブログ開設1周年の報告は「1年間の運用結果について」です。
目立った成果から確認しますと、このブログの運用方針である「代用有価証券FX」を使って、1年間で約200万円の現物株式・ETFの積み立てに成功しました。
1年間で新たに入金した額は約100万円だったので、大きな成果です。

何言ってんだこいつ。
ブログの最終目標も併せて確認していきます。
運用方針・運用結果
1年間の運用方針は以下の通り。
運用方針・『代用有価証券FX』
① 優待・配当目的の株・ETFを買う
② 買った株・ETFをFXの証拠金にする
③ ユーロ売りの手動トラリピをする
④ 手動トラリピの利益で株を買う⇒②へ
以上です。
毎月の入金により一定額の株を積み立てるのは良いとして、
『20年後、積み立ての終盤に株価の暴落が来たらどうしよう』という不安を解消するため、株価が下落するときは円高に振れがちだからと、株を証拠金としたFXの運用先としてユーロ円売りを選択。株価の下落リスクの軽減を図ります。
ユーロ円の売りポジションを持っているだけでは利益にはならないので、利確方法として手動トラリピを採用。
こうすれば、資産のバランスを取りつつ、配当・手動トラリピのリピート益でじわじわ利益が上がるのではと考えました。
その他、ランド円売りに手を出して失敗したり、ユーロ売りの一部ポジションを損切りする目にあいましたが、それを含めた1年間の運用結果が以下のグラフです。
緑の棒が、確定利益から評価損を引いた税引き前の利益になります。
株価が好調の時にはFXユーロ売りが不調、株価が下落しているときはFXが好調と、お互いの損失をカバーしている様子が分かります。株の評価に大ダメージを与えたコロナショックも何とか吸収。

その後にランド売りで大損してるけどな!
最後の1か月は怪しい感じですが、株+ユーロ売りで資産のバランスを取りながら、株からの配当と手動トラリピの小さな利益を両方受け取ることで、少しずつ資産を増やすことに成功しています。(緑の棒の部分)

株の資金だけでFX運用ができて、リスクヘッジをしつつ資産の増加を狙えるのが代用有価証券FXだよね。(個人の感想です)
・・・ただ、このグラフの緑の部分(純利益)を見て感じるのが、1年間で
株とFXでバランスを取っただけで、あんまりお金が増えてない点です。
コロナショックとか、珍しいくらいのユーロ円の上昇は言い訳にすぎません。20年後の資産運用の出口で同じ目に合うかもしれない。
ブログ開始時の利益は153,720円。そこから1年後は318,895円。
1年で165,175円しか増えていません。FXの確定利益に対する税金を支払えばほぼ残らない。
バイトのほうがマシ・・・?
そんな声も聞こえてきそうです。
結局、株もFXも1年前の位置に戻ってきただけ。株を運用した人も、手動トラリピ運用をした人もガッカリな展開。
しかし、代用有価証券FXは違います。
次の項目では、代用FXに隠された本当の目的について解説します。
秘密の運用結果(トラリピ派必見)
先程のグラフは、株とFXによる利益を表すものでした。
グラフから確認できないのは、積み立てた現物株の評価額です。1年間で入金した100万円に加えて、手動トラリピ益で株を買うため、証券口座内の株は入金額以上に増えていくはずです。確認してみましょう。

1年前と比べて現物株が200万円分くらい増えている?
私は月5万円を1月~10月までの10か月間、年間約50万円を入金して株を購入しています。残り2か月分はFXの確定利益に対する税払いに消えるため、入金はしません。
コロナショック時に今年度分の50万円をまとめて入金したため、運用開始時からの追加入金額はおよそ100万円です。
それに対し、積み立てた現物株式・ETFの額は、ブログ開設時は2,265,914円。1年後は 4,333,852円。およそ200万円積み立てができました。

2倍・・・
繰り返しになりますが、代用有価証券FXは、FXで出た確定利益を使って株を購入することができるため、入金力は月5万円でありながら、月10万円を超えるペースでの現物株・ETFの積み立てに成功しています。
トラリピは、運用初期は確定利益と共に評価損も膨れ上がっていく手法です。利確は100万円だけど、評価損も100万円という時期もあります。トラリピだけの運用なら、その時点では利益はゼロ。
でも、代用FXは違います。確定利益で株が買えます。利確した現金をちょっとずつFX口座から取り出し、株・ETFに換えてFX口座に戻しておきましょう。

代用有価証券FXは、先に利確した100万円の方で先行して株を購入できるから、そこに付く配当の分有利という事だね。
それだけではありません。次に、代用FXの最後の秘密を確認してみましょう。
代用有価証券FXの最終目的・先行積立による複利効果
個人の感想です
「トラリピ益で買った分の株100万円につく配当は年間3万くらい?大した事ない」
「トラリピ側の評価損が解消されるわけではないから意味がない」と思うかもしれません。
では、配当金再投資による複利効果について考えてみましょう。(積立計算のサイト)
初期資金200万円で
月5万円ずつ積み立てを
年利3%で20年間
配当金の再投資をしながら複利運用をすると、20年後には計1400万の投資元本に対し、税引き後で約450万円の運用益が乗ります。

株だけでいいじゃん。
トラリピを現金のみで運用するより、株を証拠金として運用するほうが有利になりました。
さらに手動トラリピ益で株を追加購入し、
初期資金200万円
月5万円にトラリピ益からの積み立て5万を追加して
年利3%で20年間運用をすると、投資元本1400万円は変わりませんが、税引き後で約790万円の運用益が乗ることになります。
初期資金と積立額が大きいほど複利効果は高いからです。

投資元本は変わらないのに大きく増加する株の運用益。代用有価証券FXの本当の目的はこのお金です。
20年後、
トラリピに現金を積み立てて運用していた場合は0円。
株を積み立てながら代用FXで手動トラリピ運用していた場合は450万円。
発生したトラリピ益で株を追加して積み立てた場合は790万円。
この金額が、手動トラリピ本体の純利益に追加されることになります。もし20年後、手動トラリピが赤字状態だったとしてもこの790万円分は消えない。株の配当・運用益だから。

本来利益ではない部分まで積み立ててしまうとは・・・!

この差額は、手動トラリピの通貨ペア・スプレッド・スワップ・トラップ幅・利確幅の工夫で生まれる利益ではなく、代用有価証券FXでのみ生まれる利益だね。
もう一度確認します。
20年後、現物株の3%複利運用で、
トラリピに現金を積み立てて運用していた場合の運用益は0円。
株を積み立てながら代用FXで手動トラリピ運用していた場合は450万円。
発生したトラリピ益で株を追加して積み立てた場合は790万円。
この790万円には、トラリピ本体の利益は入っていません。
20年後、運用の終わりに、トラリピ本体が「確定利益2千万・評価損2千万」の悲しい状態だったら。
積み立ててきた株がちょうど暴落のタイミングだったら。
この危険から逃げることなく、株の下落に対し円売りFXでカウンターを当て、さらにリピート益での株の購入による複利効果の加速で対抗してしまおうというのが、このブログの最終目的です。

配当金再投資の複利効果と長期トラリピの利益で、毎年どんどん有利になっていくよ!トラップの追加も可能だ!
事実として、保有株が2倍近くの金額になっているため、2年目の受取配当金はおよそ2倍が期待できます。
ブログ開設から1年が経過し、
① 代用FXはFX資金を節約できる 〇
(auカブコム・マネパの制度が優秀)
② 株のリスクヘッジに使える 〇
(コロナショック回避)
③ 複利効果が加速される 検証中
上記の情報を提供できたことが、他ブログにはない成果だったのではないかと思っています。トラリピ公式や、トラリピの長期愛用者からも、代用FXの話題が出てくることはないでしょう。

皆さんのお気に入りのトラリピ設定に、株の複利効果をダブルで乗せてみないか?
特定の投資法を推奨する記事ではありません。
2年目は、「代用FX・豪ドルNZドル連続予約注文」記事も充実させていきたいと思っています。

月5万円の入金をこちらに回す予定です。

20年後の脅威に割と本気で立ち向かう「ぼんやり微益ブログ」をこれからもよろしくお願いします。
応援クリックありがとうございます!励みになります!