このブログで紹介した投資手法の中で、2019年1月~12月の利益が大きかったものを紹介します!(auカブコム証券で取引したもの)

2020年以降の投資の参考になれば嬉しいです。
特定の投資手法を推奨するものではありません。

何が出てくるかなー。
株部門 第1位 優待骨なしチキントレード 20万円
株部門・堂々の第1位は、優待骨なしチキントレード!
今年度から始めたプチ株売買。確定利益は約38万円!確定利益にかかる税金と、現在の所持株の評価損を引くべきだから、優待骨なしチキントレードは、2019年は201,673円の利益でした!(株主優待クオカード等は計算に含みません。)

優待骨なしチキントレードを知っている前提の解説はやめてください。
様々な優待株を、株価が下がるごとに「単元未満株」で少しづつ購入を進めています。
それが100株に到達する前に、優待利回り以上の利益が出ているなら単元未満株状態でも売却。それを繰り返しているのですが、それを説明するのに良い名称は何だと思いますか?
よろしくお願いします!
— シダ植物/ぼんやり微益ブログ (@bonyari_blog) November 5, 2019
twitter上のアンケートでダントツの得票率で決まったこの名前。
優待目的の株を買う際に、一度に100株購入せず、総資産の1%を目安にプチ株(単元未満株)で購入。
優待・配当の金額を超える利益が出ているなら、プチ株状態でも利確。5パーセント以上の評価損が出ているならプチ株を少しづつ追加購入する手法です。
ただのナンピン買いと思いきや、元々100株欲しかった優待株や高配当株をターゲットにしているため、株価が下がったときにも落ち着いて追加購入できるなど、意外と安定した手法でした。

優待株の購入資金を抑えたり、同じ価格帯でのもみ合いがあったときに何度も利益が出るなど大活躍!
例えば、
CKD(6407)はプチ株売買の繰り返しで36000円の利益を持ってきてくれました。
すかいらーく(3197)も、100株での優待お食事券の金額をはるかに超える利益をたたき出す大健闘!
その他、プチ株状態でのストップ高を経験するなど、毎日の取引の楽しさもありました。

年間で340回の売買があったんだよ!
いま口座の中には10万円の評価損を抱えた17銘柄の単元株と11銘柄のプチ株が残っていますが、配当と一部の銘柄の株主優待はもらえるから、長期ホールドです。

単元株を一度に購入した場合と比べ、リスクもほとんど増えていないのが素晴らしい!
本来買う予定だった株を分割して買ってるだけだし、SBIネオモバイル証券だと端株取引の手数料はとても低いから、特別な知識も無駄な予算も要りません。(私はauカブコムメインです。)

この手法は良かった!配当で20万もらおうとすると大変だからね!
優待骨なしチキントレード!
詳しいルールはこちらの記事で!
FX部門 第1位 代用有価証券FX・ユーロ売り手動トラリピ(2年目) 40万円
FX部門の堂々の第1位は、代用有価証券FX・ユーロ売り手動トラリピ(2年目)!
代用有価証券制度を使い、骨なしチキントレードでホールド中の所持株をFXの証拠金として差し入れたうえで、ユーロ売りの手動トラリピを行う手法です。
株価が大きく下がるときには円高に振れることが多いから、FXで円高方向で利益が出るようにしておくのです。

トラリピ?怪しい!
FXであり、なおかつ自動売買の「トラリピ」の言葉のせいで怪しい感じが出てしまっていますが、実はあの手法はシンプルで、「為替レートの一定の間隔でポジションを取り、利確できるものはしている」だけ。

優待骨なしチキントレードと考えはほとんど変わりません。
骨なしチキンの方は、様々な銘柄を様々な価格帯で購入し、利確できるものを優先して利確。先ほどのCKDの例でみられたように、同じ価格帯での揉みあいで繰り返し利益を出します。
トラリピも、様々な価格帯でポジションを取って、揉み合いでの利益を目指しています。

自分で指値注文を出せば、自動売買じゃなくてもいいよ。むしろそっちの方が有利な場合も。
骨なしチキンもトラリピも、評価損を上回るほどの利益確定があれば勝利となります。
お待たせしましたが、利益を見てみましょう。ユーロ売り手動トラリピ(2年目)、2019年の取引回数は959回です。

約50万円の確定利益に対し、42万円くらいの評価損。確定利益の50万の方に20.315%の税金がかかる。大体10万円くらい取られるかな・・・・

赤字じゃねえかド変態。

残念!違います!
上に書いてある通り、2019年度の手法はユーロ売り手動トラリピ(2年目)です。
トラリピは評価損を損切りせずに次の年に持ち越すのが基本です。
ここで、去年、2018年のトラリピ益を見ると・・・
トラリピ1年目の利益は、(1年目の確定利益)-(1年目支払い税)-(評価損・当時は40万円程度)で計算します。1年目の利益は14,873円しかありませんでした。

トラリピは、確定利益は大きいけど評価損も大きいんだ。1年目はあんまり意味が無いように感じるのは正しい感覚!
しかし、トラリピは2年目以降が本番。
私の場合は、1年目の確定利益は約54万。評価損は約40万。評価損を損切りせずにそのまま引き継ぎ、2年目の確定利益は約50万。月々の上下はあったものの、2年目を終えてみれば、運よく評価損は微増(約2万円の評価損拡大)で済みました。

確定利益は50万追加されたけど、評価損の拡大が鈍い・・・!
トラリピは、為替が同じ価格帯を上下する場合、利益は出ても評価損は変化しないからです。確定利益は出るけど評価損が拡大しないなら、その部分は全部利益になります。
1年目の利益54万円に、1年目の支払い税約11万円と現在の評価損42万円がすっぽり入るため、2年目の利益は(2年目の確定利益-2年目の支払い税)だけで計算することにします。

借金は去年払っちゃいましたみたいなイメージ?
2019年度確定利益から20.315%の税金を引いて、508,774-103,357=405,147円の利益!

トラリピは2年目以降が本番!毎年損切りするのはトラリピの良さをなくしているよ!
トラリピは損切りしない!の記事はこちら。代用有価証券についても触れています。
まとめ
優待骨なしチキントレードは税引き後の利益が201,673円、
代用有価証券FX・ユーロ売り手動トラリピ税引き後の利益が405,147円。
株主優待・配当金目的の長期投資には、「資金拘束が長期に及ぶ」という難点があり、トラリピ(手動)には「評価損や、ポジション維持のための証拠金を長期に渡って持ち続けなければならない」という資金効率の悪さが目立ちます。
それを同時に解決するのが、株式・投資信託をFXの証拠金として代用することができる、代用有価証券制度です。

株を売るつもりがないなら、長期保有で有利な手動トラリピの資金にしよう!ということだね!株とFXの相性は悪くない!

結果論だけど、今年はFX用の追加資金ゼロで手動トラリピ益40万円が生まれたことになるよ!
ユーロ売り手動トラリピ自体に優れた効果があるとは思っていません。
ユーロを売っているのは、今はマイナススワップがなく、ストレスがないから。
トラリピの最大の利点は、円高・円安の判断が間違っていても長期で挽回できる点です。
だったら、株価が暴落するとき、円高に振れることが多いから(必ずではありません。)、円高方向にポジションを持って暴落対策をしておこう!という判断をしています。

今年度はこれがうまくいきました!
でもFXは危険なことに変わりはないので、余裕を持った資金管理の上、最初は本当に少額から試してみましょう。コメント・質問も受け付けています。
その部分にもう少し効率を求めた(つもり)の手法はこちら。米国株投資信託を使います。

おまけ・予告 謎の利回り
資金を使わずに利益をだしたことにより、運用利回りは妙にアップします。(リスクが減ったわけではないので気を付けてください。)
もう一度株式の特定口座の状況を。

230万の株式を運用してFXの利益40万が出たからだね。

興奮してきた・・・
今年度一番調子のよかった手法の紹介でした。
特定の投資手法を推奨するものではありません。
代用有価証券制度は投資信託と組み合わせることもできます。


米国株安・円高のダブルパンチを回避できる・・・