超長期でトラリピを安全運用するときに必要な資産の話題です!当然個人差はあるから気を付けてください!

ふざけた記事だと思うかは貴方次第です!

便利なキーワード!
FXはレバレッジを掛けるリスクの高い取引です。特定の取引手法を推奨する記事ではありません。
老後資金2000万円。トラリピ派は4000万円?
金融庁が2019年6月3日に公表した金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」内の、ごく一部の表現が独り歩きしてしまった感じのある、「老後資金2000万円問題」。

その辺は省略して貰っていいですか。
資産運用について考える人・声を上げる人が多くなったなど、良い効果はあったと思います。
長期・積立・分散・配当金再投資は若いころからのコツコツ行うのが効果が高いため、その辺とまったく関係のないFXの話題は蚊帳の外。それどころか、遠くから石を投げられている印象です。

分かるわ~。
ここで、FXを低レバレッジで長期運用し利益を生むことを目的とした、「トラリピ」に必要な老後資金について、金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」をパソコンの別タブで開き、まったく画面は見ないで検証してみました。

・・・・・。

その結果、トラリピを100歳まで安全運用するのにかかる資産は、2000万円である、という結論に達しました。

なんだってー!

通常の老後資金と合わせて4000万円必要じゃないか!
老後トラリピ資金2000万円!孫がドン引き!

じゃあやらない!トラリピやらない!トラリピのせいで老後資金がなくなると言ってもいい!
金融審議会の報告書には、『夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。この金額はあくまで平均の不足額から導きだしたものであり・・・』とあります。

毎月の不足額5万円×30年の計算みたいだね。
ここで、トラリピを超長期で運用する場合を考えてみます。
200円ずつの細かい利益を取るために、0.2円ごとに、1000通貨のドル円で買いトラリピをするとします。
超長期で運用するから、最近20年のドル円の過去最高値と最安値の間が72円開いていることを考えて、1ドル140円から1ドル68円の間に、360本、36万通貨のトラップを敷きます。

けっこう現実的なレートに思えてきた・・・・
仮に、あなたが生きている間に1ドル140円にタッチした後で、運悪く定年退職後に1ドル68円になっていた場合。

悔しいけど、ありえないとは言い切れない・・・・!
360本すべての買いトラップに評価損が生まれるので、その場合の評価損合計はおよそ1300万円。

ぐはあ!
1000通貨を0.2円ごとの場合、評価損合計は2500×下落幅の2乗でおよその計算ができるよ。
評価損の1300万円に追加して、36万通貨分の必要証拠金約140万円がかかります。チラチラ話題が出てくる証拠金規制に備えて証拠金だけは2倍の300万近く持っておきたいところ。
割と現実的な範囲で、1600万円の予算が必要です。ちょっとでも欲を出して、2000通貨にしようかな、トラップ幅を狭くしようかな、と思ったらアウト。

2000万円の予算はすぐになくなります。
FX業者はポジションを積極的に取らせようとキャンペーンを打ってくるので、このくらいの警戒は必要でしょう。

何とか2000万に寄せようとしてない?
その間のトラリピ益は現金として確かに出るものの、1000万以上の評価損は取引画面に表示されるため、将来の自分の子どもや孫が「ジジイFXで大損してんじゃん・・・」と思いっきり引くはず。

どこが毎日チャリーン♪だよ!

そっちの方がダメージが大きくない?
とにかく、ここまでの予算を用意しておいて、かつ長期で運用したトラリピ益が予想される最大評価損1300万円以上になっていれば、それ以降のトラリピ益は全てお小遣いに回して大丈夫。安定した老後の利益になります。相続問題が発生しても、だれにも迷惑は掛かりません。

長期トラリピの究極の形はこれだよね。

うーん。1300万円を200円ずつコツコツ返して、やっとトラリピはほぼ無リスク資産になるんだ。
それには6.5万回の利確が必要。実体験だと、この設定では1か月1万円未満のトラリピ益の時も普通にあったから、1300万までの道のりを見積もると、スワップ益を無視して108年。(個人の感想です。)

ヒドイ!

やっぱりトラリピはダメだ!やめとけ!トラリピ!
確かにこのままではダメなので、次の項目で、トラップ幅をそのままにしながら必要証拠金を減らしていこうと思います。
必要資金2000万を劇的に減らす方法!4分の1に!

あるの?

あります。トラリピ・ハーフ&ハーフの考え方。
トラリピ・ハーフ&ハーフはサービス内容ではなくて、あくまでポジションの持ち方の1例です。必要証拠金・評価損を大幅に抑えられるので、おススメ。というか、長期でトラリピを運用するなら必須です。
トラリピハーフ&ハーフとは、トラリピを仕掛けるレンジを決めたら、そのレンジ内の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛けるトラリピ戦略です。左がただの買いトラリピ。右の方がハーフ&ハーフ。
さっきの72円幅の上半分を売りトラリピ、下半分を買いトラリピにすれば、トラリピ益は変わらないけど、最大評価損は36円分で済みます。

レンジ中央より下にいるときは売りトラリピは全部決済されているし、上にいるときは買いトラリピが全部決済されているからだね。半分しかポジションを持たなくていいんだ。
この方針にすれば、売り買い両建てになることもなく、最大評価損が約324万、必要証拠金が約72万と、400万円以内で収まります。

さっきの4分の1だ!長期で400万円ならなんとか用意できるかも!
ハーフ&ハーフにしてもトラリピ益は変わらないので、最大評価損320万円を目標に、200円ずつの利益を重ねてそれを上回れば、そのあとはほぼ無リスク資産に。トラリピ益がそのままお小遣いに!

長く見て26年くらいかな。

・・・。

現実的な数値になってきたけど、まだ長くない?
長いね。それに、400万円になったとしても、まだ例のセリフが頭をよぎるね。

あっ・・・!

言っちゃダメじゃん!何となく言わない感じで来てたのに!
次の項目では、FXより株でいいんじゃないか問題を解決します。
トラリピ費用をゼロにする、まさかの裏技?代用有価証券!

ほら、トラリピ派もちょっと引いてるじゃん。

私の意見としても、400万円あったら株でいいです。

もうトラリピ否定派の発言だよね。
現物株だったらレバレッジもかかってなくてマイナスにはならないし、配当はもらえるし、株主優待だってあるから家族に喜ばれるし、一部上場企業に分散投資しておけば倒産リスクなんて自分の勤め先の倒産リスクに比べれば微々たるものだよ。

配当金の再投資もできる。生活必需品の優待で固定費を節約できる。最後のはノーコメントかな。株の方がいいね。
400万円の株の方がいいじゃん。と思っているのは本当です。優待株・FXブログなので、優待株が先です。

ですが、ここから先、トラリピ運用について1つ情報があります。
優待株をいろんな手段で分散・積立をして、400万円たまった所で、カブドットコム証券(auカブコム証券)に移住。代用有価証券制度を使ってFXを始めます。
代用有価証券制度(カブコム)
(カブドットコム証券ホームページより)
株式を担保にして、FXの証拠金として使う制度だけど、
① 担保に入れている間も配当・優待は普通に貰える。
② プチ株(単元未満株)も代用可能。
③ FXの証拠金だけでなく、評価損にも適用できる。
というサービスで、カブコムは③の特徴が素晴らしい。他の証券会社は証拠金には株を使えるけど、FX評価損に関しては別に現金を用意しておかないといけないから、あんまり有効じゃないんだ。でもカブコムは違う。
数年前の私の口座状況なんだけど、現金残高が1687円で、評価損が-46万円。ロスカットにはなってない。代用した有価証券だけでFX取引をしています。

現金要らずのトラリピ!
長期運用すると必ず大きな評価損が出るトラリピですが、優待・長期保有目的で、売る予定のない株があるのなら、カブコムで代用して、低レバ長期トラリピ資金として使えば、配当・優待にトラリピ益を追加することができます。

もう少し具体的に。
例えば、毎年実家への帰省に飛行機を使うから、航空会社ANA(9202)の株を航空運賃割引の優待目的で持っている。これからも持ち続けるなら、100株分の資金約30万円が何年も拘束されることになる。
株価は下がるかもしれないけど、売るつもりがないなら、その拘束された資金を、FXの証拠金と、発生するかもしれないFX評価損のカバーに当てれば資金効率が良くなるんじゃないか、ということ。
トラリピが26年かけて安全資産になるのなら、26年売らない株をそこにぶつける。株の配当・優待が加われば、その26年はもっと縮まる。そんな作戦です。
当然カブコムにはトラリピ機能はないから、自分で指値注文をすることになるけど、経験上自動でも手動でも利益に変わりはないよ。むしろメリットもあります。


トラリピの小さな利益は株の配当より素早く現金で出てくるから、そのお金でプチ株を買って、そのプチ株を代用に入れ、証拠金を増やす。徐々に所持株の配当・優待を増やすこともできるんだ。
配当金再投資のサイクルが早くなっている・・・?と思うかどうかは貴方次第!
まとめ

作業手順をまとめよう!
ステップ1

いろんな銘柄に分散投資だ!単元未満株でもいい!
ステップ2

この状態でも配当・優待はもらえる!
ステップ3

FXの評価損は多めに見積もっておこう!株価が下落すると代用評価額も下がるから、1銘柄ではなく、分散投資した株を代用するんだ!
ステップ4

プチ株がおすすめ!少ない金額でも購入できるよ!
ステップ5
FXの証拠金維持率アップが最優先課題!私は所持株すべてを代用に入れて、必要な株だけ代用から取り出して売ったりしています。代用からの出し入れはパソコン画面で1分で済みます。

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くれぐれも、FXの評価損の見積もりは多めに!
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