先に結論!
① 投資資金の半分で、米国株に幅広く投資するETF
iシェアーズ S&P500 米国株 ETF (1655)を買い、
② 残りの半分で、インヴァスト証券が提供するETFの自動売買
トライオートETFのS&P500ダブルの売りトラップトレードを計画。
さらに
③ auカブコム証券 の代用有価証券FX・ユーロ売り手動トラリピを行う。
これら3つの組み合わせで、長期投資に適した運用を目指す記事です。
具体的な再投資方針も提案します。
・株やFXの長期運用の出口が大暴落だったらどうしよう。
・短期の利回りより、安定感のあるリピート運用をしたい。
そんな方には必見です。最初から順番にお読みください。
個人の感想です
資金の50%でETF(1655)を買う
投資資金100万円を想定します。
auカブコム証券 の口座を用意し、投資資金の半分で
iシェアーズ S&P500 米国株ETF (1655)
を購入します。
一口当たりの購入金額が安く、購入手数料が無料のフリーETFであることが理由です。
その他、信託報酬が安い投資信託
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)でも可能です。


(1655)や投資信託には追証の心配がないので長期ホールドです。
残りの資金でトライオートETF・S&P500ダブルの売りトラップを敷く
次に、残りの半分でトライオートETF
プロシェアーズ ウルトラS&P500 (S&P500ダブル)の売りリピート運用計画を立てます。
トライオートETFはレバレッジをかけた証拠金取引なので、投資した金額以上の損失を生む可能性があるため、資金管理は大切です。あらかじめ運用予定を立てておきましょう。
あくまで1例としてですが、100万円の半分、50万円予算のトライオートETF・S&P500ダブル売りの運用方針の説明に移ります。

S&P500ダブル売りの運用方針・5%トラップ
個人の感想です
S&P500ダブル売りに関しては、現在のレート周辺から、
5%毎に1口ずつ、29本のトラップ
を敷いたリピート運用が良いかなと思っています。

順を追って説明します。
なぜ5%幅でトラップを敷くか
5ドル上昇ごとに1口ずつ売り注文・・・ではなく、最低値から5%上昇ごとに注文を入れることで、広範囲のレートを一定の注文数でカバーできます。
5%ごと、29本のトラップで、最低値から約4倍のレートをカバーします。
以下は、レンジの下限を50ドル・100ドル・150ドルとしたときの注文表です。
極端な話、150ドルから600ドル付近までを5ドル間隔で発注すると150本の注文が必要ですが、5%毎のトラップなら29本で済みます。

しつこいですが、どこから始めても、最低値の4倍までを29本のトラップでカバーできる。これが重要。
含み損の見積り
トライオートETFのビルダー機能を使って、5%幅、5%利確(利確幅はお好みで)29本の自動売買の注文を入れます。
仮に50ドル~200ドルまでに29本の注文を入れる場合の発注予定表と、売りトラップが各レートまで逆行した場合の評価損を見てみましょう。
結構多めに、1ドル120円換算で含み損を試算しておくと、S&P500ダブル売りが現在地付近から4倍の価格まで急騰した場合、発生する含み損は約32万円。
100万円の資金の半分、50万円をトライオートに回している場合は余裕です。
予算が25万円の人は偶数の注文番号のみ利確幅を広げて発注したり、予算がもっと多い人は2口ずつ注文すればいいでしょう。
↓こんな感じで29本発注しておく。一本ずつ稼働をオン・オフできる。
↓数量と利確幅等も注文後に一本ずつ変更可能。


・・・と思った方、この記事においては完全に見当違いの指摘です。
暴落時・暴騰時の対応
S&P500暴落時
資金の半分をS&P500の買い、半分をS&P500の売りのリピート運用に回したことで、暴落・暴騰に超強力な耐性が付きました。
S&P500が仮に0ドル近くまで暴落しても、カブコム側で追証は発生しません。
トライオート側の売りポジションはすべて決済され、50万円+リピート益が残ります。

この場合、トライオート側に残された現金の一部をカブコムに移動し、安くなっている(1655)を追加購入。再び上記のような50%ずつの運用計画を立てます。
暴落時に安値になったS&P500を買うための資金を温存するのではなく、出番が来るまでその資金に働いてもらおうというわけです。
同一銘柄で買いと売りを分けることにより、資金効率が高まります。
株が不調かもしれないからFX、それもうまくいかないかもしれないから別の投資法でヘッジ…のような、 無計画な資金の分散を防ぐ狙いもあります。


株価の暴落が無くても、年に一回程度、カブコムの(1655)とトライオートの予算が50%になるように現金を調整してもいいです。
S&P500暴騰時
S&P500の暴騰時は、トライオート・S&P500ダブルをレンジの最低値付近から4倍までの範囲に仕掛けていたことが効果を発揮します。
上記の計画でトライオートの口座がロスカット水準に達するためには、S&P500ダブルが4倍のレートまで上昇することが必要。
ならば、ダブルではないカブコム口座の(1655)は、正確ではないですが、およそ2倍になっていることが期待できます。
50万円分のトライオート口座が破綻寸前でも、カブコム口座の50万円分の(1655)が2倍になっているならダメージは無し。その間のリピート益も残ります。
その場合はカブコム側の(1655)を半分利確して、売却益をトライオートに移して再びリピートを続けます。
トライオート口座のポジションはいったん損切りしても構いません。資産にはほぼダメージがないから。

トライオートがロスカット寸前だ!とビクビクする必要もないわけです。カブコム側は大幅な含み益だから。
揉み合い相場で価値を減らすレバレッジ型ETFが4倍もの価格になるには、それなりの期間がかかると考えられ、その間の売りリピート益が十分なら、カブコム側・トライオート側両方の収支プラスも視野に入ります。

5%幅の広いトラップがなかなか決まらなくても焦る必要はありません。
同じところをウロウロする動きは、レバレッジETFの売りには有利です。のんびり待ちましょう。
念のため記しておきますが、50%の売り買い同時運用をしているからと言って、米国株の成長を期待していない訳ではありません。
カブコム側でETFを長期ホールド。トライオート側でリピート売買の特性「含み損をリピート益で上回る状態」を目指しています。
次は再投資の方法です。
再投資方法
個人の感想です
私は運用表を見ながら再投資をしています。
例えば、記事作成時でトライオートETF・S&P500ダブルのレートは83ドル。
50~200まで仕掛けた、トラップ上限の約200ドルまでにはおよそ120ドル。今1口売りポジションを持てば、トラップ上限まで逆行すると120ドルの損失が生まれます。だいたい1ドル100円で考えて、1口トラップを追加するときのリスクは約12000円。
だから、現状では
リピート益の合計24000円につき、
およそ12000円分、カブコムで(1655)を購入。
現在レート付近のトライオート売りトラップを1口追加。
こうすれば、積極的に再投資しても資金の半分を守ることができます。
1口あたりの価格の安い(1655)を狙う理由は再投資をしやすくするためです。

トライオートの再投資に関しては、新たにトラップを発注するのではなく、今ある29本の注文の設定を1口増やすだけの簡単再投資です。現在レート付近のトラップを1口⇒2口に。

ここまでの利点をまとめてみましょう。
ここが魅力!50%運用!
50%投資法の利点を挙げます。
リスクヘッジはほぼカンペキ
S&P500をS&P500でカバーするのだから、リスクヘッジはほぼカンペキ。
リピート系FX売買では、過去チャートを見ながら逆相関のFX通貨ペアを選定してリスクの分散を図ったり、複数の通貨ペアに資金を分散したりします。
私も株の購入と、円高方向で利益を伸ばすユーロ売りのFX運用を行っていますが、株安の時には円高になりがちという大まかな傾向はあっているものの、タイミングがずれていたり、将来もその傾向が続くか不明である点から、運用に対して不安があります。
今後も有効かどうかが不明のリスクヘッジ手法を過信するのは危険であるため、同一の指数での運用で安定感を高めます。

ピンチ時の追加入金を前提としていない
上記の投資法の場合、S&P500が0ドルまで暴落しても資金の半分が残り、2倍の価格に暴騰しても初期資金は守られます。
FXリピート系売買の場合、例えば
「ドル円が80円を下回ることはないだろう」
「ピンチの時には追加入金で耐える」
などの前提の下で予算を組みます。20年後そのラインを外れる可能性も大いにあり、再投資によりポジションが大きく増えた後の暴落・暴騰まで考えると、必要な待機資金は不明瞭です。
最悪のタイミングで初めても基本的には借金ができる可能性がゼロの投資法は、長期運用に適していると考えます。

再投資・追加投資が積極的にできる
再投資した分に関しても、原則として資金の半分近くが守られるのは大きいです。

メインの投資手法として据えてもいいし、ほかに上手く行った手法の再投資先としても優秀。
リピート系売買の一番の脅威は、「長期投資・追加投資の果ての暴落」ですが、それでも資金は半分程度残るし、リピートも続けられます。
リピート益は抜いていい
初期資金のみで、どのような環境でもリピートを継続する態勢が整っているため、リピート益は抜いてもいいです。

魅力的に感じない方もいるかもしれませんが、これは超デカイです。
リピート系売買の長期運用を目指している方は、将来リピート益を生み出し続ける「金の成る木」を育てることを狙っていると思います。
・・・ただ、リピート運用の終盤、お金を使う段階において、想定レートの下限で含み損がMAXだった場合、維持率低下に耐えつつリピート益を取り出すのは現実的ではない。さらなる暴落もありうる。
待機資金を用意しながらリピート益を取り出すという行動も何かがおかしい。
今回の記事の、現状の資金のみでリピート益を生み続けるという特性は、そのまま「リピート益の取り出しはいつでも可」という特性になり、
会社員の私の長期計画では
「リピート益を積極的に再投資」⇒「引退ギリギリまでトラップ数とリピート益を拡大」⇒「引退後はリピート益だけを取り出して原資には手を付けない」
という予定を立てており、それがスムーズに進行できるのではないかと思っています。

個人的に、レバレッジをかけたリピート系売買は投資としてはゴールの見通しが甘いと考えており、この結論になりました。
次は裏技編・代用有価証券FXの解説です。
(1655)を代用有価証券FXユーロ売りに使う
代用有価証券FXファンの皆さんお待たせしました。
売り買い50%運用において、トライオートETFの5%おきのトラップのガードの固さは判明しました。
次に、リピート益をさらにアップしていきます。
auカブコム証券 では、株やETFをFXの証拠金として差し入れることのできる、「代用有価証券制度」のサービスがあり、現金不要でFX運用ができます。
多少のリスクが取れる間は、カブコムの(1655)をFXの証拠金にして、ユーロ売りの手動トラリピを検討してもいいかもしれません。
私は、現状で540口・140万円程度の(1655)を、評価額の70%・約100万円分のFX証拠金として差し入れています。


購入した(1655)を代用し、低レバレッジで手動トラリピ運用を行えば、
トライオート・カブコム両方の口座でリピート益が現金で出てきます。
こまかい利確はトライオートETFに任せて、代用FXユーロ売りはトラップ幅・利確幅を1円幅以上にするなどのんびり低リスクで行きましょう。
ポジションの持ちすぎは危険なので、私は所持株3万円に付き1000通貨までと決めています。
例えば、300万円(1655)所持している場合はユーロ円10万通貨まで。それ以上はトラップを敷かない。
これだとユーロが20円くらい上昇してもセーフです。

株価の下落時には円高方向に振れることが多いため(必ずではありません)、株価下落時は円高方向のトラリピが利益を上げて資産をガード。
さらに株が暴落してしまってもトライオート側の現金が空いているため、トライオート側から現金を移動させることができるという、FXのロスカットを回避する2段構えになってます。


代用有価証券FXに関する記事はこちらもおススメです。

S&P500・リピート運用まとめ
① 投資資金を2等分!
② 半分をカブコムで(1655)の購入!
③ 半分をトライオート「S&P500ダブル」売り!
④ さらに代用有価証券FXユーロ売り!
⑤ リピート益も半分ずつ再投資!
以上で、
① 暴落時には資金の半分が残り
② 暴騰時にも資金が減らず、
③ トライオートとカブコムの双方で確定益が生まれ、
④ 利益の再投資方針も決まっていて、
⑤ リピート益をいつでも取り出せる運用の完成です。

auカブコムの「代用有価証券制度」は隠れた優良サービス!
トライオートETFはインヴァスト証券です。
ポイントインカム経由だと8000~10000円分のポイントがもらえます。
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