
ウザい・・・
先に結論!
高金利通貨の買いトラリピが想定レンジの下限付近に来てしまった場合、買いトラリピはストップして、傾斜をかけた売りトラリピで利益を上げる!という記事です。
南アフリカランド円を使って、具体的な運用方法・ポジションの持ち方を解説します。トラリピ運用のつもりが、いつの間にか長期スワップ運用に切り替わってしまった人は必見!
特定の投資手法を推奨するものではありません。
気になるところに目次で飛んでください。
下落し続けるランド円・トラリピ実績
私は2018年から、南アフリカランド円の手動トラリピを、1万通貨・およそ0.1円幅で運用しています。
⇒手動トラリピとは?
下の画像はポジションの一部です。9円から買いポジションを持ち始めましたが、運用開始から約2年後にはランド円は6円を切りました。

トラリピ益とスワップで2度おいしい・・・と思いきや、それを上回るスピードでランドは下落を続けています。
2020年4月現在の評価損はおよそ35万円。
0.1円幅で3円下落だと30万通貨を所持しているはずですが、指値を入れない完全手動トラリピのため、ランド急落時に無駄な買いポジション次々つかむことがなく、ポジションを結構節約できています。

手動トラリピの利点だね。
ここまでのリピート益は、
およそ2年運用して、リピート益は96290円。評価損がー356118円だから、
-259,827円の赤字です。

スワップを2000日くらい貰えば挽回できるから頑張れよ!

ランドがもっと下げるかもしれないけど!
どうせ下がるなら売りトラリピを追加する
過去最安値を更新し続けるランド円。9円どころか、半値戻しの7.5円も怪しい気がします。(個人の感想です。)
そこで、半値戻しも怪しいと本気で思うなら、半値までの売りトラリピ(傾斜アリ)を計画する作戦があります。
ランド円が、9円から6円まで下げてしまった場合を考えます。表が長くなるので0.2円幅・1万通貨の買いトラリピにします。

ここまで下がってしまうと、評価損24万円に対し、1回あたりのリピート益2000円では頼りないね。
一度確認してみましょう。
リピート益が収益の柱である。
含み損は未来の利益だ。
半値戻しも怪しいと思う。
この3つの意志が固いなら、買いポジションを増やすのはストップ。マイナススワップは我慢して、売りトラリピに傾斜をかける作戦を採用してみます。
半値戻しより上のポジションは持たないことにして、売りトラリピに傾斜をかけることで、上に行くほどリピート1回当たりの利確の金額が大きくなり、マイナススワップのストレスが軽減され、含み損を挽回するスピードが速くなります。

うーん?
さらに、買いトラリピは利確せずに放置をします。この状態で半値戻ししたとすると・・・
買いと売りの両方に評価損が出るものの、表の中央部での1回のリピート益は16000円。中央部での12回程度のリピートで評価損を上回ります。
それ以降もリピートは続きますし、売りポジションのほうが通貨量が多くなっている点で、寝ている間の暴落におびえる必要がないという強力な効果もあります。

これはちょっと魅力的。
売りトラリピなんか建てないで、買いトラリピを半値戻しまで待てば同値撤退できるだろ!という意見も正しいです。
しかし、同値撤退はトラリピの目的ではありません。評価損を確定利益で上回るのがトラリピの目的です。
半値戻しどころか4分の1戻しも怪しい。ランドは下がり続けているじゃないかという視点に立てば、
4分の1戻しの地点でも一回のリピート益は8000円。21回のリピートで挽回できます。買いトラリピだけで挽回しようとすると144回のリピートが必要です。
売り買いのポジションの差も少ないので、暴落耐性も少しついています。

どこが底値か分からない以上、買いポジションを増やして逆転を狙うよりは危険が少ないかも。
値動きを利益に変えるというトラリピの力を信じるのであれば、十分に検討に値すると考えます。
繰り返し確認しますが、
リピート益が収益の柱である。
含み損は未来の利益だ。
半値戻しも怪しいと思う。
この考えに立つ場合のみ有効だと考えます。
半値戻しも4分の1戻しもせずにランド円が下がり続けてしまった場合もほぼ効果がありません。
株もFXも生き残ることが最優先ですが、トラリピ・手動トラリピは稼働し続けることが大切だと思っています。
ランド円だけでなく、トルコリラ・メキシコペソでも可能なので、各自のポジションの量をみながら、傾斜のかけ方を検討してもいいかもしれません。

売り買いスワップの差がないFX業者のほうがいいね。
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