ついに実践!株主優待・FX!
実践編・長いので、いろいろ追記・修正中です。
具体的な手順の説明に入るよ!長くなるから、各項目の最初に結論を書いておきました。興味のある人は、リスクも確認しながら全部読もう!
いったん最後まで読んで、実践したくなったらもう一回読み返して、準備を進めた方がいいよ。優待株を所持するリスクを分散投資で軽くして、さらに売買の利益もあげよう!そして…という内容で、無理に投資を進めるものでは一切ないから、ダメだと思ったらやめて、他のページでも読んでほしいな。上級者向きの文章でもないよ。
口座開設の準備
少額で始めるなら、カブドットコム証券が望ましい。本来、ほとんどの株は100株単位で取引して、どこかの会社の株価が「1500円」と表示されていても、実際は15万円必要になる。初めての取引で15万円は高いね。
でもここなら、プチ株サービス(プチ株は登録商標)を使って少しづつ株を買うことができる。「10株だけ、15000円分だけ買う!」ができる。100株単位での取引より手数料は高くなるけど、長期保有ならそんなに気にならない額だ。
さらに、そのプチ株を、FXに必要な証拠金の代わりにすることができるんだ。それが可能で、仕組みの説明が分かりやすかったのがここだった。あとで必ず使うから覚えておいてね。
(その他証券会社の場合でも、単元未満株(プチ株)の取引ができ、FXの口座もあり、資金を別々に管理するなら、別会社でも大丈夫です。初心者の負担をできるだけ簡単にしたいので、この会社にしました。以下、カブドットコム口座を使用しているものとして進めます。ごめんね。)
口座開設・口座管理に手数料はかからない。顔写真のついたマイナンバーカード、もしくは通知カードと免許証の裏表(の画像アップロード)の準備をして、株・FXの口座を開設しよう!
株は『特定口座・源泉徴収あり』で!信用取引の口座は開設しないように。
少し待って!公式ホームページ、もしくはいつも使っているポイントサイトなどで、口座開設キャンペーンをやっていないか必ずチェック!けっこうお得な時もあります。ここでちょっと得して、その分を株主優待ガイドとか、自分の取引をメモするメモ帳などの購入に使えば、リスクはまだなにもないよ!
ネット銀行口座の開設
証券会社の口座を開いたら、株取引をするためのお金を入金しておかないといけない。投資用の資金はいつも使うお金とは別にしておきたいし、最初は少額から始めて、毎月少しづつ現金を証券会社の口座に積み立てていくとしたら、何度も入金するはず。コンビニ入金ができるとか、資金移動がしやすい環境のほうがいい。
カブドットコム証券と一番相性が良かったのが、じぶん銀行。本人確認書類を用意して、口座開設しよう。
口座を開設したら、投資用資金をじぶん銀行にいれ、それをカブドットコム証券の口座に移します。じぶん銀行からカブドットコム証券への資金の移動は、ネット上で無料・かつ即時入金です。
ここまでのリスクは、じぶん銀行へATM振り込み手数料くらいかな。じぶん銀行口座に一定以上のお金を入れておくと、ATM手数料も無料になるよ。これは各自で確認してね。
株の購入準備
いよいよ株を購入…と行きたいけど、ストップ。どの株を買って、どの株を買わないのか、あらかじめ決めておいた方がいい。株の銘柄はたくさんあるから、毎日すべての銘柄に目を通すわけにはいかない。
だから、配当がある程度あって、株主優待がもらえて、そんなに株価が高くないもの(少しづつ買い足すので、あんまり株価が高いと優待にたどり着くまでが遠すぎる!)をいくつか選んでおいて、メモしておく。
ここで役に立つのが株主優待ガイド。現時点で株主優待がある企業だけをまとめている本だ。それでも1000社以上あるから、実はネットより紙媒体でさっと目を通した方が速い。
株主優待ガイドには会社名・優待内容・出版された時点でのおよその株価までが掲載されているから、ゆっくり厳選して100社程度に絞ろう。もっと少なくてもいいよ。毎日監視をするつもりはないんだ。
そのくらいだと、カブドットコム証券のマイページ内の「株ボードフラッシュ」の所にお気に入り株として登録しておける量になって、一日の株の動きを一覧できるようになる。
(株のチャートが画面上にたくさん並んでたり、会社の名前と数字がいっぱい並んでて、画面がチカチカしながら次々と数字が変化していくやつ。スマホでも確認できる。)
時間がもったいないので、銘柄の厳選は年一回くらいにしておいて、ブログ情報などで新たに気になるものができたとき、その都度調べるといい。
株主優待ガイド 2019年版
つぎは手帳の購入。おすすめはFOREX NOTE 為替手帳。一年分のカレンダーが付いた、その日の予定を書き込むスケジュール帳だけど、この手帳にはその日の日付のほかに、世界の重要な経済指標の発表時刻などが書かれていて、手帳の後半半分は各種データ(日経平均株価・為替の推移・経済年表など)になっている。
データ分析はしないけど、「今日は相場が動くかもしれないんだ。わかんないからやめとこうか。」と思えたり、ちょっとテレビの経済ニュースに付いていけるようになったりする。
私は株のために別の手帳を用意するのは面倒なので、普段使う手帳と一緒にして、その日プチ株で買った銘柄・売った銘柄だけメモしている。今確認したら、「健康診断・牛乳・ネギ・6時に荷物が届く・イオン買い」と書いてました。他人に見られても大丈夫。
100株たまって株主優待に届いた銘柄は、手帳の後半のページで一括管理。例えば、
コロナ (5909) 28円 QUO500円 3月
第一稀元(4082) 19円 QUO2000円 3月
みたいに、銘柄・配当・優待内容・時期を一列に並べて書いておくと、定期的にわくわくできる。意外とこんな感じで並んでいるネットのページはない。配当も優待も変わることがあるからだね。私たちは大体が分かってればいい。
FOREX NOTE 2019 / 為替手帳 (黒)
優待ガイドと手帳のお金がかかるね!カブドットコムの口座開設でキャンペーンをやってたら、ここまでの出費はほぼゼロだ。
ついに購入!プチ株
やっと購入だね。重要だけど、焦って買わないようにね。その企業が倒産したら、株の価値はゼロだよ。一気にゼロにならないように、ちょっとずつ、いろんな銘柄を、日にちを分けて買うんだ。分散投資。
経済動向なんてわからない私たちには、時間と銘柄の分散が大きな味方になってくれる。プロトレーダーとは違うところだね。目標値がない。
でも自己責任だよ。今あなたの買うの株の価値は、明日ゼロになるかもしれなくて、その責任は全部あなたにある。最初は20,000円分くらいの購入にしようか。「買った株が次の日ゼロになった話」のタネになるかもね。
ここでやめるのも大事な選択肢だよ。入金したお金をすべて株に変えたくなる気持ちは分かる。そっちの方が得な気がするから。私もそうだった。でもダメ。絶対ダメ。銘柄だけでなく時期も分散するんだ。
ここまでの最大リスクは、株を買った金額のすべて!入金した金額を全部一気に使おうとするな!プチ株で注文だ!プチ株は注文から確定に時間差があるよ。カブドットコム公式ページで確認!
買った株が上がったら
20,000円分の株を買ったとしたら、その5%、1000円くらいの値動きで、『あれ?』と思うかもしれない。自分の持っている株が5%上がっていたら、売ってしまおう。これでリスクはゼロ。
初めての利益!今すぐ引き出してその1,000円で遊びに…は、できません。プチ株には手数料がかかり、さらにこの小さな利益から20%の税金を取っていく悪徳団体があります。(特定口座・源泉徴収ありだと、こちらで税金の計算をする必要がありません。)
何より、この利益は再投資に必要。次の株を買う資金の一部にするんです。
大事なことですが、再投資を考えている以上、途中で増えたお金を取り出す、という事は考えない方がいい。仮に今年度20万円儲けたとしても、それは再投資に使うお金。お小遣いではない。あなたの生活はまだ全然変わらない。20年の長期投資を考えるなら、20年間、あなたの生活は、この投資によっては変わらない。
だから、わたしはその20年を楽しみたくて、株主優待を狙っていて、優待による利益を利回りに入れずに使って楽しみ、かつその話で誰かと交流しようとしているんです。
上がったら売ってもいい!さらに上がるとか、明日下がるとか、予想は正確にはできない!
買った株が下がったら
もし株価が下がっていたら、結構ショックです。株の評価に、-1000円と書いてある。どうしよう!…引退かな…となる前に、ちょっと初心に帰ってみましょう。
そもそも、株価は上がるか下がるか分からない。という前提に立って話を進めてきました。株価予想を20年続けられる自身も知識も時間もない。だから、下がった時の自分の行動を決めておくのが大事なんです。
『このあいだ買った株を追加で購入するんだよね』…ちょっと違います。ここでも分散投資です。いったん落ち着いて、別の、目を付けていた優待株を少し買います。
確かにチャートは同じところを上下しているように見えます。なのに、誰もが考える『下がったら買う、上がったら売る。』の単純作業が難しい理由はひとつ。自分の買った値段付近を上下するとは限らないから。
例えば、自分が1000円で株を買ったとする。その株価が1000円と1100円の間を何度も行き来するなら、何度も儲けることが可能です。でも、狙って買うのは不可能に近い。900円と1000円の間をずっと上下していて、まったく利益を生まないのが普通です。
だから、時期をずらして、いろいろな銘柄に分散させて買うんです。3週間前に買ったA株、2週間前に買ったB株は含み損のままだけど、1週間前に買ったC株は自分の買った値段付近を何度も上下して、利益を出し続けている。
どこかで、どれかの株がコツコツ利益を積み重ねている。
これを続けていれば、いつかは確定利益が評価損を上回ります。株の配当金もそれを助けてくれます。
私は、5%を基準にしています。+5%の評価益が出ているなら利益確定。-5%の評価損なら、一旦他の銘柄を買い、-10%まで下がっていたら、初めて追加購入。もっと下がるなら株主優待をとれる株数まで買い集めて、長期保有を考えるよ。
ここまでの最大リスクは、株を所持している会社の倒産ですが、これは分散投資をすればするほどリスクは軽減されてきます。20銘柄ほどに分散したあたりで、その中のひとつが大ダメージでも資産全体から見ると5%。なんとか他でカバーできるし、上場企業の心配よりも自分の職場の心配をした方がいいんじゃないかと思えてきます。
それよりも大問題なのは、世界同時株安などで、すべての銘柄が暴落した場合。これは次の項目で。
世界同時株安に対抗してみる
ここまでの手順をしばらく続けていると、気づくことがあります。乱暴に言うと、『含み損は放置して、利益を生んだ株はすぐに売るスタイル』なので、手元に残っている株はほとんどが評価損を抱えている株で、売れば損失が確定してしまいます。売るわけにはいきません。
ここに、世界同時株安のような大暴落がきたらどうなるでしょう。株価が下がると買い足していく、を繰り返す私たちは、株価が下がり続ける状態に対して弱く、さらに大きな暴落が来ると、現金不足で新たな株を買うお金がない状態に陥ります。
暴落後の価格でで株価が上下しても、その価格帯には株を持っていないため、小さな利益を積み重ねることができません。100株貯まってない銘柄には株主優待すらない。投資を楽しみたくてやっているはずなので、損を抱えたまま何もできないのは苦痛です。
解決方法は、毎月一定額を現金で積み立てる。これが有効。現金不足のため新たに株が買えないのだから、例えば毎月2万円ずつ積み立てるルールにしておけば、大暴落後も月に一度はプチ株を暴落後の価格帯で買え、そのあたりの株価の上下でコツコツ利益を上げられる。
株価全体が元に戻れば評価損はどんどん減っていくし、利益確定できる株もどんどんでてきて、またうまく回り始めます。
一旦まとめるよ!長期目線で、プチ株を使い、時期・銘柄を分散し、少額の売却益の積み重ね・配当・毎月の現金の積み立ての力で、評価損を上回る利益を得る!株主優待はあくまでもその間の楽しみ!
本当に初めての人は、ここでいったん区切って、株主優待+αのページに行くのもいいよ。次の項目は少し投資が進んでからの話なんだ。
FXを代用有価証券制度で!(資金100万以上推奨)
ここから先の項目は資金がある程度たまった人向けだから、始めたばかりの人はしばらく実践しなくてもいいよ。FXのリスクも出るしね。なんか複雑だし、読むだけ読んでみて、納得できなかったらやめてね。やるとしても、少額での練習から初めてね。
前の項目で、『含み損は放置して、利益を生んだ株はすぐに売るので、手元の株はほとんどが評価損を抱えている』と書きました。
実はけっこう大きな欠点で、カブドットコム証券のマイページでいうと、資産管理→特定口座・残高照会の欄には、損を抱えた銘柄ばかりがズラッと並んでいます。私だと中には評価損が40%台のもチラホラ。損切りもできないのかと、プロトレーダーに鼻で笑われる。
40%の評価損を配当だけで挽回するには10年以上かかります。長い間寝かせておくしかないので、『塩漬け』と呼はれるそうです。あんまり気分のいいものではない。というか、せっかく月2万ずつ積み立てても、入金した現金がすぐ株に変わり、どんどん拘束されていく。
そこで、もう少しこの塩漬けに動いてもらいます。カブドットコムのサービスに『代用有価証券制度』というものがあり、これは、持っている株式を、FXの証拠金として利用する制度です。FXとは、外国のお金の売り買いで、利益を(損も)あげる仕組みです。
例えば実際に銀行に行ってドルと円を交換するのは面倒なので、『証拠金』を入れておいて通貨を交換したことにして、ドルと円の価値の変動があったらその差額だけを清算する仕組みです。証拠金の25倍の金額まで取引ができます。(変更の可能性があります。)ちょっとFXを勉強。簡単なイメージの例ですが。
数日後
入金した分と同額くらいの損失が生じていますよね。この項目は、実践しなくてもよい項目なので、少し意地悪に書いています。
FXの問題点は、今の例のように、株取引と違って入金した額以上の損失が出ること。取引ルールが業者によってやや違うこと。取引ルールをよく読まないといけないのはわかるけど、言葉が難しくて読んでもよく理解できないところです。
カブドットコム証券の話ばかりしているのは、他のFX業者の細かいルールまでは知らなくて、他人に紹介できないからです。しかし、それでもその辺のリスクを遠ざける方法はあります。
リスクを回避するには、十分な証拠金を用意して、プチ株の時のように少しづつ取引をすること。当たり前ですが、それだけ。でもその「十分な証拠金」がない。
だから、塩漬け状態になっている株たちを、すべて代用有価証券制度を使って、FX証拠金として差し入れます。代用にしても配当と優待は手に入るから、この時点ではリスクはありません。
「制度」というから、複雑な手続きが必要かというと、パソコン上で数クリック(即時。なんか1分くらい掛かっている時がある。)です。
すべての株を証拠金として差し入れた状態で、いつも通り、利益の出ているA株だけ代用から取り出してその日に売って、そのお金で買ったB株を証拠金に入れて…と、これまで通り小さな利益を取っていきます。(株を購入した日を入れて3営業日経たないと、権利が自分に移らず、証拠金差し入れはできません。)それがプチ株の状態でもできるのが、カブドットコム証券でした。
ついにFX開始!
証拠金が確保できたのでFXをはじめます。カブドットコムの『シストレFX』を使います。1000通貨の取引ができるのがここだからで、実際にシステムトレードを行うわけではありません。自動売買ではなく、手動で指値ひとつだけです。
例えばプチ株状態で50万円分くらい株を所持している。これまでの説明の通り、手元に残っているという事は評価損のある株です。それをすべてマイページ→入出金・入出庫→振替依頼のページで、「シストレFX」の証拠金として差し入れる。株の額面の70%が証拠金として認められるので、35万円分の証拠金として評価される。
ここで「シストレFX」での最小単位「ミニ」でユーロ・円を1000通貨だけ売りで購入します。記事作成時点では1ユーロ122円だったから、必要証拠金は1ユーロ122円×1000通貨÷25=4880円。ここがスタート地点です。
1ユーロ122円から121円に下がった時の、1000円の利益を狙います。121円に無事下がったら利益確定。もし123円に逆行してしまったら、123円でもう一つ1000ユーロの売りを持ち、今度は123円から122円に下がるときの1000円の利益を狙います。ダメだったら124円にも1000ユーロの売りを持って124から123円への下げを狙って…と、どこまでも相場の逆行について行きつつ、プチ株の時のように細かい利益の積み重ねで評価損を上回ることを狙います。
しかし、この方法は、証拠金よりも、大きく相場が逆行した時の、評価損の増加スピードがすさまじい。
『ナンピン買い』といって、バカにしてくる人もいるくらい。もしユーロが1年で30円逆行した場合を考えると、1円あたり1000ユーロ売りを入れているから、30円逆行すると30円×1000=30000ユーロの追加購入をしていることになり、必要証拠金は約18万。しかし評価損は46万5000円に上ります。1000円の利益を狙ってただけなのにね。
リーマンショックの年の、年間約50円下落、2013年の年間約30円上昇を見れば、そこまで現実離れした話ではない。50万円位の資金で始めた人が、毎月2万円づつ現金を積み立てていれば、なんとか耐えれたと思われる金額。
私も含め、初心者は為替の上下の予想ができないだけでなく、この『ユーロが年間30円の変動幅』が、普通なのか、異常なのかすら分からないのに、安易にポジションを取り、そうなったときに急増する評価損への警戒を怠り、何かが起きたら焦って失敗するんです。
だから、FXは十分に資金を貯めてから。プチ株とFX両方で利益が上がるようになれば、月の利益も安定してきます。(絶対ではありません。)
サラリーマンなど給与所得がある人で、FXの利益等の雑所得が20万円を超えると、確定申告をして税金を払う義務が発生します。また、専業主婦など給与所得がない人でも、雑所得が38万円を超えると、税金を支払わなければなりません。…利益が出てから考えましょうか。別記事にします。
なぜユーロ円の売りかの説明がないけど。
じつは、そこまで深く考えていない。わからないし。あえて言うと、株価が急落するような世界経済の危機や事件の時、円高方向に振れていたことが多かったから。じゃあ、株価急落に備えて、FXはユーロ安・円高方向にしよう。
今は、株の評価損が多い時にはFXの評価損は少ない、逆に株の評価損が少ない時にはFXの評価損が多いという、いいバランスで回っているよ。
お疲れ様!長かったね。実際にやってみたくなったら、このページに戻ってきてほしいな。ここまで読んでくれたなら、運用報告のページにも興味があるんじゃないかな。
この文章は、特定の投資法を進めるものでは一切ありません。投資における最終判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。