5月下旬から6月中旬までの大幅な円安の進行により、FXポジションの損切りと方針転換があったので、6月の中間報告を行います。
トラリピは原則損切りしないって言ってたよな!
含み損は未来の利益(笑)
トラリピは長期投資(キリッ)
株とFXの同時運用wwwww
自虐以外の意志を感じる・・・
結論から言うと、6月の第2週までで、前月末から約-30万円になっています。
気になるところに目次で飛んでください。
6月中旬までの資産推移グラフ
株価が下落するときは円高に振れるはずだからと、auカブコムの代用有価証券制度を使って、優待・配当目的の株やETFをFXの証拠金として差し入れ、円高で利益が出るように手動トラリピを行っています。
株の下落リスクを回避しつつ、FXに予算を回さずに手動トラリピ運用ができるという優れものです。
6月14日までの資産推移グラフです。
5月下旬~6月上旬の大幅円安により、ユーロ売りメインのFXや試しに初めてみたランド売りの含み損が急拡大、合わせて約30万円の損切りを行いました。
予定通り株の利益もありましたが、含み損の拡大には及ばず、累計損益はコロナショック前をやや下回る結果となりました。
細かい実績を確認します。
損切り詳細
ユーロ円
2020年5月7日に114円で建てた売りポジションが、6月5日には124円の約10円安。10円逆行したポジションは損切りするルールにより、売りポジションがひとつ損切りされました。67900円の損切りです。
一か月で10円は売りトラリピ派には大ダメージだ!
過去のデータによるとユーロ円の月の平均値幅は約2円程度。リーマンショック・コロナショック等で円高方向に飛んでいくことはありましたが、ひと月で10円安は稀。2003年の1月に一度あったくらいです。2019年に至っては年間の変動幅ですら11円程度でした。
1年分のダメージを1か月で受けた感じ!
おススメ通貨ペア・おすすめ利確幅の情報は乱立していますが、それを理由にした資金の集中・ポジションの取りすぎは大変危険です。いつ、何が起こるかは分からないからです。
個人的な意見ですが、ユーロ円の場合は現在のポジションが20円逆行してもロスカットされない程度の入金は必要だと思います。
ランド円
同時期に、ランド円の損切りも行いました。
いつまでも下がり続けていたランド円を救うためのランド円売りの手動トラリピ。こちらも大幅円安で大ダメージ。
買いポジションはそのままですが、売りポジションは全て撤退。約24万円の損切りです。
結果として、利益を出せない手法を記事として紹介したことになったため、申し訳なく思っております。
結果がすべてだよな!
※検証用のユーロドル売りも決済していますが、損益が微マイナスなので省略。
6月2週までの運用報告
株式部門 カッコ内は前月末比
現物株式 3,985,847円
評価損 -486,704円(-53,862円)
確定利益 80,238円
受取配当金 15,140円
FX部門
ユーロ売り 184,000通貨
ランド買い 190,000通貨
評価損 -826,871円(-55,870円)
確定損失 -284,041円
ユーロがあまり元に戻らないまま株価の下落もあったため、今月は今のところ株部門もFX部門もマイナスです。
悪く言えばリスクヘッジ・利益アップと妄想しながら、無駄なランド売りトレードをしただけ。
良く言えばコロナショック+珍しいほどのユーロ急騰+ランド円運用失敗を受けてもそんなにダメージを受けない代用FXユーロ売りと言えるでしょう。
FX部門は1年間、トータル収支がマイナスになったことがありません。
反省点
ユーロ円の損切り分に関しては、6月前半のユーロ売りトラリピ益でほぼ回収しています。全く問題なし。急騰・急落はいつでもあり得ると思って、油断せずに運用を続けていきます。
反省点はランド売り。株を購入→株価暴落に備えてFXユーロ売りで対抗する、ここまではブログ開設当初からの予定通りでした。
それだけで利益が出ていたにも関わらず、ランド買いを追加。スワップポイントを狙い始め、コロナショック時にはユーロ売りのポジションが全決済されたもののランド買いの評価損ポジションが残り足を引っ張る。そこにランド売りまで追加するというダメトレード。
リスクヘッジなら単純に注文量を減らしたりトラップ幅を広げればいいだけの話。両建て、多通貨分散は管理が複雑になり、かつ為替がどちらに振れても含み損が解消されないため、積極的にはやるべきではないと思います。通貨同士の相関はあくまでも過去の話です。
1か月で10円安を2度経験したヤツの言葉は違うね!
新たなおススメ通貨ペア・おススメ戦略が出てきたらその都度そちらにも資金を回した場合、トラリピは含み損のほうが先に拡大しがちだから、自分の首をジワジワ絞めることになりかねません。
FX業者は月別におススメ通貨を発表してくるけど、これは無視でいいと思う!
今月はメキシコペソのスワップを上げ、来月はカナダドルのスワップを有利にし、次はドル円のスプレッドを下げ・・・といった作戦にホイホイ付いていってはいけない!
複数通貨を同時に持った場合、相場の大変動時に全通貨のスプレッドが拡大したらどうするのか等の問題もあります。
トラリピはメイン通貨をしっかり据えたほうがいいと強く思った6月前半でした。
代用有価証券FXは、
① FX用の予算がそもそも要らない
② 株と円売りFXの組み合わせで収支のバランスがすでに取れている
③ 株式の配当があるため、同時にFX証拠金はじわじわ増えていく。
④ リピート益で株を買うことで再投資が容易(トラリピ益の再投資をトラリピで行うと、いつまでもリスクから離れられない)
といった特徴を持ち、今のところ、多通貨分散より効果が高そうです。
FXの入り口、運用中のリスクヘッジ、再投資法まで兼ね備えており、複雑なFXポジションを構築する前に検討する価値はあると思います。
6月の中間報告は以上です。
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