この記事では、所持している株をFXの証拠金として差し入れて運用を行う「代用有価証券FX」の隠された魅力を徹底解説します。
代用有価証券制度は知っているものの、イマイチ活用法が分からない。
FX運用法の「トラリピ」「手動トラリピ」の資金効率の悪さが気になる。
そんな方には必見の内容です。最終的には制度をフル活用して複利効果を3重に受けます。
レベル別の解説で、読み終わるころには代用有価証券FXが検討の対象になるでしょう。(特定の投資手法を推奨するものではありません。)
注意!
10000文字程度の記事のため、読むのに時間がかかります。
代用有価証券制度って何?という方はレベル1~4まで。
それは分かったから複利トラリピの方法を知りたい!という方はレベル5から読むのがいいと思います。

各レベルの目次が結論になっています。分かるレベルは飛ばしても大丈夫。
レベル1 代用有価証券制度でFX証拠金の節約ができる
株をFXの証拠金として差し入れることのできる代用有価証券制度(各社で名称が異なります)は、auカブコム証券 、マネーパートナーズ、SBI証券など、いくつかの証券会社でサービスが提供されています。
(auカブコム証券 のホームページより引用)
株式・投資信託・国内ETFを、FXの証拠金として使えるという制度です。100万円の現物株式なら、FX証拠金70万円分として認められ、代用中でも配当・優待は通常通りもらえます。
現金なしでFX運用ができるという事ですが、これはよく考えると
メリットでも何でもありません。
FX運用中に必要なのは、①ポジションを建てるための証拠金と、②持っているポジションの評価損に耐えるための資金です。
ポジションを建てるための証拠金は、ポジションを解消すれば返ってくるお金です。最大25倍のレバレッジで、例えば1万ドルの建玉には5万円程度の証拠金で十分。
そのくらいなら株ではなく現金で用意すればいい話。わざわざ株を代用する必要はありません。FXの運用に失敗したら損切りのための現金は結局必要になるし、足りなけば株を売却して資金を作らないといけないからです。

話にならないな!貸株のほうがいいじゃん。
FXがレバレッジをかけた取引であることも相まって、代用有価証券FXは検討の価値がないと思われるかもしれません。私も最初は代用有価証券制度に魅力を感じませんでした。
でも、活用法はあります。レベル2で新たな道が開けます。
レベル2 代用FXはauカブコム証券とマネーパートナーズが有利
代用有価証券FXは各社でルールが微妙に異なり、その中でも「auカブコム証券 」と「マネーパートナーズ」は、ポジションを持つための証拠金のほかに、
運用中の評価損の方にも代用価格が適用されます。

太字で書かれても意味が分かりません。
下の表を見ましょう。私のauカブコム証券 のFX口座から現金をすべて抜き、代用した株式だけでFX運用を行っている様子です。現在発生している42万円程度の評価損を、現金を使わずに支えています。
証券会社によっては、発生した評価損の分は現金で差し入れておかなければいけないルールの所もあるため、その分auカブコム・マネーパートナーズは扱いやすいという事になります。
株を代用しておけば、建て玉が含み損であるうちは、現金はいらない。

配当・優待目的で長期保有する予定の株とか、含み損のひどい塩漬け株を使ってもいいね。
FX評価損に株を使って耐えられるという事は、一時的な評価損に耐えながらスワップで利益を目指す、高金利通貨FXに向いているような気がしますし、実際、公式ホームページでもその方法が紹介されています。
だだ、個人的にはこれもイマイチ説得力に欠けると思っています。
高金利通貨は○○ショック時に下落しやすく、スワップは変動する。さらに

マイナス金利という発言も飛び出す中、安定した運用は難しいのではないかと考えます。
株価の下落と同時に円高が進み高金利通貨が売られれば、株を代用してFX運用をしている場合、資産はダブルショックを受けるからです。
高金利通貨+代用有価証券FXの組み合わせはそこまで魅力は感じません。

やっぱり代用FXは使えないな!
ただ、代用FXに高金利通貨の買いがベストだとは思えない。
※auカブコムはFXは1000通貨から、マネーパートナーズは1万通貨から代用FXができます。
でも、株を代用してトラリピ運用を行うとしたらどうでしょうか。
auカブコムで運用を開始することにして、レベル3に進みましょう。
レベル3 代用FXは高金利通貨よりトラリピが向いている
含み損に耐えながら利益を目指すFX手法は、高金利通貨の長期保有以外にトラリピがあります。(トラリピ解説⇒公式)
トラリピのルールは難しくありません。為替レートの一定間隔おきにポジションを建て、利確できるところは利確しているだけです。
例えばドル円を100円で買い101円で売るような注文をいろいろな価格帯で出し、それを自動で繰り返すだけ。
単純なルールなので、トラリピ本家でなくても自分で指値注文を建てれば再現できる(手動トラリピ)し、

マネーパートナーズの連続予約注文なら20回まで同じ注文を繰り返してくれます。

トラリピは長期投資。基本的に損切りはせずに、あらゆる場所にポジションを建てます。
そのため、一時的に評価損は大きく抱えますが、小さな利益のくりかえしでリピート益が評価損を上回ります。
下で示すグラフは、トラリピのバックテストツールを無料で公開しているアビさん
のブログから引用した、
ユーロ円を
過去10年間(2010〜2019)
最安値と最高値をカバーしたハーフ&ハーフ
指値値幅 0.10円
通貨量 1000通貨
の条件でトラップを敷きつめた場合のバックテスト結果です。
トラリピ開始から4年間くらいは赤字が続き、最大で380万円の含み損を抱えますが、10年間で大きな利益を産みだしているのが分かります。
このほか、アビさんのブログにはおススメ通貨ペア・おすすめ設定のデータが分かりやすくまとめられていて必見です。(バックテストツール・ダウンロードページ)
アビさんのおすすめ通貨ペアランキングまとめ記事
話を戻しますが、
最初は含み損のほうが上回るものの、細かい利確の繰り返しで長期で収支をプラスに持っていくトラリピと、売るつもりのない長期保有株は非常に相性がいいです。
初期の含み損を株に支えてもらい、トラリピの収支がプラス圏に入るまで運用を続ければ、トラリピ用に現金を用意する必要がないからです。
トラリピ稼働中も株から配当・優待が得られることも忘れてはいけません。株とFXに100万円ずつ投資資金を振り分けるより、100万円の株を代用して手動トラリピを行えば、必要資金は半分で済みます。
持っている株式の額に応じて、低レバレッジでのトラリピ運用をするという事です。タダで。
参考資料として、クロス円で1000通貨・0.2円ごとに買いトラップを敷いた場合のおよその評価損の早見表を載せておきます。
例えば、100万円ぶんの売らないつもりの株を持っている人は、大体15円幅のトラリピ運用が可能という事です。

ハーフ&ハーフで運用するなら上下に30円分カバーできる!予算に応じてトラップの幅を広げたりLotを増減させればいい!
先程のアビさんのバックテスト結果を使うと、約800万円分の株を持っている人は、それを代用して560万円分の証拠金とし、ユーロ円を10年トラリピ運用すれば、
株の資金だけで、10年分の株式の配当+トラリピ益の両方を手に入れたことになります。

代用有価証券FXに光が見えた!株主優待と株の値上がり益もあるかもしれない!
長期目線で株を売らないなら、トラリピで損切りをしないなら、代用FXは資金効率が高いことが分かります。
しかし、まだ問題点があります。
「株価の下落+円高でダブルショックを受けてしまう問題」を解決するため、レベル4に進みます。
レベル4 円売り手動トラリピで株の暴落耐性を付けると収支が安定する
トラリピ(手動)と代用有価証券FXの相性が良いことが分かりましたが、まだ問題点があります。
株価が下落すると証拠金評価額も下がってしまうことです。トラリピの評価損が大きくなっているところに株価の暴落が重なると、証拠金維持率が下がりロスカットもあり得ます。
個別株の暴落に関しては、銘柄の分散、ETF・投資信託を用いた分散投資で対応が出来そうですが、○○ショックですべての株が下落した場合が問題です。
株価暴落時にはだいたい高金利通貨も大幅下落しているので、ランド円などの買いと代用FXの組み合わせはやはり疑問です。
だから、円高と株安は同時に起こることが多い(今は)のため、代用FXとクロス円の売りトラリピとの組み合わせを考えるのはどうでしょうか。
マイナススワップは付きますが、代用した株からは配当が生まれるため、運用中の心理的負担は小さいです。そもそもトラリピ益はスワップよりはるかに大きくなります。(経験上)
私が実践しているのはユーロ円の売り手動トラリピと代用有価証券FXの組み合わせ。下のグラフは、2019年からの株・FXの累計利益の推移です。株やFXの含み損を引き、純粋な利益(税引き前)が分かるようになっています。
2019年の8月、2020年の2月末に株価の大きな下落がありましたが、円高も同時に進み、かつ為替の値動きが激しくトラリピ益が大きく出たためFXの利益が上昇。株の下落を円売りFXがカバーするという効果を見せ、いわゆるコロナショックのダメージもうまく流しています。

株が強いときは円売りFXが弱いのもグラフから分かるね。
株とFXを合わせた利益(緑の棒)がプラスという、いますぐ株・FX全ての運用を止めても問題ない状態が続いてるのはとても大きいです。
株とFX、お互いの損失をカバーできることは利点の1つにすぎません。
株の暴落時にFXで利益が出るという事は、FXで出た現金で安値になっている株を買うことができるという事です。下は2月中旬からの株価の下落中、ユーロ売りの手動トラリピで出た利益の分だけETFを購入し続けた結果です。
ETFが価格を戻し始めたので、FXだけでなくこちらでも利益を得ることが出来ました。株価暴落時に、「株を買い増しすればいいか」の悩みもありませんでした。FXリピート益の分だけ買えばいいです。さらに言うと、リピート益の分だけ株を買えば、自前のキャッシュを使わなくていいという強みもあります。
もちろん購入した株は代用してFX証拠金にするため、徐々に維持率は上がっていきます。株とFXを別会社、代用有価証券制度がない会社にしている場合は不可能なことです。
円売り代用FXは、株とFXの評価のバランスを取りつつ、リピート益を効率よく受けられる点、リピート益の再投資の量とタイミングが分かりやすい点が強みであると考えます。

通常のトラリピとはおススメ通貨ペアが変わってくる・・・
円高と株安が同時におこるのは今だけかもという危惧もありますが、
① ポジションの量を抑える
② 毎月の現金or株式の積み立てを併用し、FX維持率を上げていく
③ トラリピ単体で利益が出る時期に来たらそもそも代用株で支える必要がなくなる
など、対策はいくつかあります。

基本は①だよね。
トラリピのポジションを大きくとりすぎなければ、安定した運用を行えると考えています。
持っている株の代用のほかに、現金も併せてFX口座に入れておけばより安心です。

株と現金を50%づつFX口座に入れて、手動トラリピもハーフ&ハーフにしてもいいね!
代用FXに興味が出てきた方は、レベル5に進みましょう。
代用FXではなく、株の口座とFXの口座を別に持っていても成立するのでは?と思った方にこそ、興味深い内容になっております。
レベル5 トラリピは複利効果も侮れない(グラフあり)
複利トラリピをご存じでしょうか。
トラリピの利益を使って、さらにトラップを追加しポジションを増やしていく手法です。トラリピで資産の拡大を目指す方はこれを検討していると思います。
再びアビさんのブログの記事「トラリピ|複利運用の効果と設定方法を解説」から引用させてもらうと、
過去5年間(1H足:2015〜2019)において、
カナダドルの最安値と最高値をカバーしたハーフ&ハーフで
0.10円ごとに1000通貨のトラップを敷き詰め、
利益2万円ごとに現在レートへ新規トラリピ1本追加した場合、
トラリピ益を再投資した場合のほうが利益が大きいことが判明しました。
今後同じ状況が続くとは限りませんし、トラリピにおいてポジションを増やすことは決済益と共に含み損を増やすことにもなり得ます。
初期のころの含み損の拡大が悩みのトラリピに新たなトラップを逐次投入するのだから、プラス収支になるまでの期間が長くなる可能性があります。トラリピが長期投資である事に変わりはありません。
私はユーロ円の売りを行っていますが、無条件にトラップを追加するのではなく、投資資金2万円につきユーロ円1000通貨まで。400万円の資金なら20万ユーロまでポジションを取れるルールにしています。
トラップ量の上限を決め、規定以上のトラップは敷かないようにして資産を守ります。
このトラリピ複利運用に代用FXを組み合わせると、さらなる世界が広がります。レベル6に進みましょう。

まだあるのか。
レベル6 代用FXは株とトラリピでダブル複利運用ができる
トラリピの複利運用は、トラリピでの決済益で新たなトラップを追加する方法です。
ここに代用FXを組み合わせる。つまり、
トラリピの利益で株・ETFを購入して代用し、その上で新たなトラップを追加する。
一定のリピート益ごとに現在レートにトラップを追加する方法は、バックテストでは利益を上げています。ただ、為替がトラップを追加した部分を上下しなければ利益を得ることはできないという欠点もあります。
リピート益で株を買い、代用してからトラップ追加。このルールにした場合、月10000円のリピート益が出ている人なら、それで株を購入すれば月10000円の株の積み立てをしているのとほぼ同じことになります。たった1%の利回りだったとしても、複利効果で20年後には税引きで元金の8%の利益が出ます。使わない手はありません。
トラリピ益で株を買ってから代用し、複利トラリピポジションを建てることで、株とトラリピの二重の複利効果を得ることができます。FX証拠金が配当のおかげで徐々に厚くなっていくというオマケつき。

アインシュタインもびっくり!
私が実践中なのは、数日分のリピート益に応じて一口当たりの価格が安いETFやプチ株(単元未満株)を購入・随時代用していき、少しづつユーロ売りポジションを増やしていく方法。プチ株で利益が出たら売却したりもしています。
⇒1口当たりの購入金額が安く、購入手数料無料のETF(1655)で再投資
プチ株や国内ETFも代用可能なカブコムのサービスが光ります。
そんなに大きな違いはないじゃないか?と思った方もレベル7に進んでください。トラリピの大きな悩みがひとつ解決します。

代用FXは可能性の獣。
レベル7 重要・リピート益で株を買えば含み損が「死に金」にならない!
話は変わりますが、トラリピ運用中の含み損について「分かっているけど大きすぎないか・・・」とうんざりしたことはないでしょうか。

あります。毎日です。
毎日コツコツ出てくる利益楽しいトラリピですが、例えば運用中、悪いケースでは運用の終盤、
確定させたリピート益は1000万円。だけど保有中のポジションの含み損は-900万円の状態もあり得ます。
今、決済したら+100万。含み損どころか、確定させた利益すら幻。10年も続けたのにこれだけ・・・?という可能性も。これで「トラリピ益1000万!」はさすがに無理があります。

トラリピ実践者は誰もが恐れているはずだね。
リピート益1000万、含み損-900万の場合、900万円分は通算すると無いハズのお金。ポジションの維持にも証拠金がかかるので900万円以上の資金が拘束されます。
しかし、代用複利FXは違います。代用複利FXは、確定させたリピート益で株・ETFを購入するため、
リピート益1000万+含み損-900万
ではなく、
配当を生む株式1000万+含み損-900万
の状態となり、差額の100万円ではなく、1000万のほうから配当が入ってきます。
単純に現金を持っているより、配当の分だけ有利です。

株価下落リスクには円売りトラリピのカウンターを入れてあるよ!
トラリピ特有の無駄にデカいリピート益を逆手に取り、そこから配当をゲット。資産の増加スピードをさらに早めます。これまでコツコツ出してきたリピート益は無意味ではありません。これは代用FX+トラリピの組み合わせでのみ実現できます。
リピート益1000万・評価損-1000万の時点で為替が膠着状態になっても、株の配当で利益がじわじわ出る可能性もあります。

アツい!代用FXはアツい!
毎年の配当があり、リピート益も出続けるなら、さらに追加で株を購入できるから、運用を継続するメリットがあります。

リピート益で買う株からの配当金。代用複利FXには、金の卵を産むニワトリがもう一羽いる!
次はレベル8です。複利効果を3重に受ける話です。
レベル8 株の積み立て投資も併せてトリプル複利運用ができる

小さなアイディアを、集めて集めて最後に笑う!
トリプル複利運用の解説です。結論から先に言うと、レベル7までのダブル複利運用に、毎月の一定額の株の積み立ても加えて、複利効果をもう一つ上乗せしよう。という事です。
初期資金200万円を想定します。
積立計算(複利毎課税)の計算サイトによると、初期資金200万円に、毎月2万円づつ追加投資して、株の配当に期待して年利1%で20年間運用すると、元金680万円に約75万円の税引き後の利息が付き、約750万円になります。
株の毎月の積立で1%複利運用をしつつ、株価暴落対策を兼ねた代用FX手動トラリピ益で1%、トラリピ特有の「リピート益1000万+評価損-900万」のような状態を利用した代用複利FXで追加購入分の株とFXから1%ずつの上乗せを狙い、合計4%。
これなら、200万円+毎月2万円の積み立てが20年後に1000万円くらい。

1%ずつしか利益が出ない設定は何だ。なめてるのか。
というご指摘もあるかもしれません。確かに、
株の配当は1%以上もあり得る。
長期トラリピの運用利回りは1%を優に超える。
バックテスト結果では複利トラリピ効果は1%以上である。
しかし、これは代用複利FXのコアとなる部分であり、これに加えて
① 毎月の積立金額の増額
② 株・ETF・投資信託の銘柄の吟味
③ ポイ活による株・ETFの購入価格の節約
④ プチ株トレードによるトレード益
⑤ FX手動トラリピの通貨ペア選定
⑥ トラップ幅・利確幅の調整
などを駆使して利益を積み増していく形をイメージしているため、低めに見積もっております。

トラリピハーフ&ハーフは証拠金を節約できるし、利確幅は広いほうがトータルの利益が大きいから、複利トラリピの追加トラップはハーフ&ハーフで広い利確幅で・・・みたいなアレンジもできるよ。
株だけで年利3%とか、トラリピだけで年利5%などの想定をする自信は私には無いため、この形での試算となりました。
株安に対して円売りのFXで対抗している部分以外、FX通貨ペア・株の銘柄に縛りがないのも魅力的です。みなさんの投資法を邪魔しません。
代用有価証券制度を採用するだけで大きな可能性が広がっていることを感じてもらえたらいいです。現在、たまたま上手に運用できているだけだとは思いますが、上記の代用複利FXはコロナショックを経ても年利15%を超えています。⇒運用報告
レベル8まで、長いお話になりましたが、実質やっているのは出てきたFXリピート益で株を買い、次々FX口座に放り込んでいるだけです。
すでに他社でトラリピ・手動トラリピ運用をしている方も、リピート益だけでもカブコムに移動して代用FXを行ってみると、頼もしさが分かるかもしれません。
次はレベル9、代用複利FXは、トラリピの失敗も想定の範囲内であるというお話です。トラリピ派は必見です。
レベル9 トラリピに失敗したら? 同じ通貨ペア・利確・トラップ幅でもこんなに有利!
長期トラリピの失敗とは何でしょうか。ロスカットに会わずに20年経過したとして、トラリピ用の資金をコツコツと合計1000万円入金したとしましょう。
通常のトラリピと代用複利FXで、全く同じ通貨ペア・利確幅・トラップ幅で運用したとします。スワップ・スプレッドも同じだと仮定します。
20年かけて、その結果
コツコツ入金 1000万
リピート益 1000万
含み損 1200万
だった場合を想定します。

20年かけて損してるじゃん!・・・あり得ない話ではないけど。
トラリピ派は、公式でも手動トラリピでもただの200万損した人になりますね。トラリピ失敗です。今後のリピート益で挽回できるかもしれません。
先程レベル7で少し登場しましたが、代用複利FXで運用した場合、上記の結果は
入金したお金でコツコツ購入し続けた1000万円分の現物株
リピート益で購入した1000万円分の現物株
含み損 1200万円
となります。
入金額は1000万円ながら、2000万円分の現物株からの配当と手動トラリピのリピート益を受け続けることができ、その部分だけ引き出して20年目以降の生活費の足しにすることができます。

優待株も混ぜておけばもっと楽しい!
代用FXでなければ、現物株2000万円と、トータルで含み損200万を抱えるFX口座のポジションを維持するための証拠金が必要になるため、必要な費用は3倍近くになるはずです。

普通のトラリピはもったいないレベル!
トラリピの出口で失敗したとしても、これまでのリピート益の分だけ株を購入でき、毎年の配当を受け取れるから、通常ならトラリピ失敗と思える状態からでも余裕で立ち直れる。
リピート益から優先して取り崩すことで、現物株の目減りを抑えながらのリタイア後の資産運用ができるかもしれない。
以上の理由から、株の長期保有とトラリピの長期運用を考える場合、現金のみでトラリピ運用を行うより、代用FXが優位であると考え、今後もこの方針で運用を続けたいと思います。
トラリピへの追加投資・資金の継続投入を考えている方は、代用複利FXに資金を振ってもいいかもしれません。
上手くいけば、配当・優待・株の値上がり益・トラリピ益・株の配当金再投資の複利効果・複利トラリピの効果・円売りFXによる株価暴落対策・リタイア後の安定収入の全てを手に入れられるかも・・・?(個人の感想です)
長いお話になりましたが、やることは
① auカブコムで株を積み立てる
② 株を代用して円売りのFX手動トラリピを始める
③ リピート益で株を買って代用
④ 総資産に応じてトラップの量を増やす
以上です。これだけで夢が広がる!

最期までお読みいただきありがとうございました。あなたの代用レベルは何レベルでしたか?
追記・レベル10

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