いきなり結論!
auカブコムFX で代用有価証券制度を使い、MAXIS米国株式 (2558)をFXの証拠金として差し入れ、円高で利益が出るように円売りポジションを取れ!
さらにポイント活用・トラリピ(手動)を組み入れ、為替ヘッジだけでなく資産の拡大、ビルドアップを目指せ!そんな記事でございマッスル。
ムッキムキ!
必要なものは、
① auカブコム証券の口座(メインで使用)
② 楽天証券・SBIネオモバイル証券のいずれか、もしくは両方の口座
③ 楽天・ネオモバに5~10万円の資金(追加入金なし)
以上です。
興味のある項目に目次で飛んでください。
MAXIS米国株式(S&P500)の為替リスク
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (2558) は、米国株に幅広く投資する上場投資信託(ETF)。信託報酬も低く魅力的なETFです。
毎月の積み立ての候補として検討している人もいると思います。
しかし、日本円に換算するときに円高だったら、為替差損が発生してしまいます。
投資信託目論見書の一部を抜粋
株価が大きく下落した時に円高になった場合、株安・円高のダブルパンチを受けて評価額が大きく減ってしまいます。
そこで、auカブコム証券の代用有価証券制度を使い、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (2558) をFXの資金として預け入れます。 (代用有価証券制度とは)
それを証拠金として、円高方向で利益が出るようにFXポジションを持つことでタダで為替リスクの回避を試みますが、「そのFXポジションはどのタイミングで買っていつ利確するんだよ問題」が発生します。
確かに。
この辺を解決していこうと思います。ETFの購入タイミングとFXポジションの持ち方を順を追って説明します。(個人の感想です)
ビルドアップ① 楽天・ネオモバでETFをポイント購入
ポイントを株などの購入に使用できる証券会社、代表的なのが楽天証券とSBIネオモバイル証券です。
(2558)は楽天では売買手数料無料、ネオモバは月額50万円までの売買手数料が定額220円(Tポイントで200ポイントのバックあり)です。
細かく積み立てるのにもってこいなので、使用可能なポイントは全て(2558)に組み入れてしまいましょう。
実質購入金額を下げてビルドアップ!
(2558)は1口約1万円、ポイント活用を積極的に行う人はかなりの割合をポイントで購入できるはずです。
ここまでは普通だね。
ビルドアップ② 売却後カブコムで買いなおし、代用有価証券として差し入れる
「もみじ」がクマを倒してますけど。
ポイントを巻き込んだ(2558)をある程度貯めたら、それを売却、auカブコムFX で同量買いなおします。
カブコムは10万円以下の株・ETFの買い付けに90円(税抜き)の手数料を取ってくるので、カブコムで1口ずつ細かく積み立てるのは損だからです。
売買時の差額とカブコム手数料、ちょっと損する気がしますが、移管ではなく、楽天・ネオモバで売却・カブコムで購入を行ってください。理由は後で説明します。
ここが重要!
その後、カブコムの代用有価証券制度を使って、(2558)をFXの証拠金として全て差し入れます。配当は貰えるので大丈夫です。
代用有価証券制度の詳しい説明はこちら
これで、現金なしでFXを始める用意ができました。
ETFの資金だけでFXができるようになった!ビルドアップ!
ビルドアップ③ クロス円1000通貨売り・手動トラリピ
甲殻類は帰ってくれないか。
(2558)を代用できたら、2口につき1000通貨までを上限に(個人の感想です)、ユーロ円(もしくはドル円など)の売りポジションを持ちます。
この時のおススメは、手動トラリピの手法。
初めての人はむずかしいように感じると思いますが、ユーロ円で0.25円間隔など、一定間隔で1000通貨づつ購入していき、利確できるポジションは利確するだけです。
為替レートが同じ価格帯を上下に動いた時に利益が出る手法です。詳しくは下の記事で!
これで、円高の時にはFXで利益が出て、円安の時には(2558)の評価額が上がる状態ができて、為替リスクをある程度回避できます。
ここに(2558)からの配当と手動トラリピ益が加わるため、資産の増加が狙えます。
為替リスクをガードしつつ、配当&トラリピ益でビルドアップ!
auカブコム証券の代用有価証券制度は、差し入れた株やETFはその額の7割がFX証拠金として認められます。
2口(約2万円)の(2558)はおよそ14000円分の証拠金となるため、1000通貨のFXポジションだと約14円の円安に耐えられ、そこまでハイレバレッジではありません。
円安の時は(2558)の評価額が為替差益によって上がっているから、割と証拠金維持率には余裕があるよ。
ビルドアップ④ ビルドアップリピート
健康な歯!
さらに、配当・手動トラリピ益を再投資して、さらなる強化を図ります。ここにも少し工夫があります。
運用開始後、しばらくすると①手動トラリピ益、②楽天ポイント、Tポイント、③配当金等が貯まってきます。
これらの合計が(2558)1口分(今は約1万円くらい)貯まったら、その金額の分だけ楽天証券・ネオモバイル証券でポイントを使用しながら購入します。
カブコムじゃなく楽天・ネオモバで?
カブコムへのETF移動の際、楽天・ネオモバで(2558)を一旦売却しているため、楽天・ネオモバ口座には現金がまるまる残っています。
ポイントを使いながら(2558)を購入し、再び売却・カブコムに送り込みましょう。こうすれば楽天・ネオモバの資金が尽きることはありません。むしろポイント分現金が増えます。
つまり、楽天・カブコムには5~10万円の最低限の現金だけ入れておいて、ポイント回収機能を持たせるのです。
ポイント持ち逃げ!
楽天経済圏・Tポイント圏内にいるからと、証券口座まで囲い込まれる必要は全くないです。
追加でカブコムに送り込んだ(2558)2口につきFXのポジションも1000通貨増やせるから、配当と手動トラリピ益は徐々に増えていく。
その利益で再び(2558)をポイントを巻き込んで購入。徐々に大きくなる資産。
この繰り返しが、ビルドアップリピートです。勝手に名前を付けただけですが。
ポイ活を積極的に行う理由もできて大興奮!
まとめ
手順をもう一度まとめよう!
ちょっとずつ購入しても手数料が無料か超低いからだね!
ポイントを定期的に回収・一か所に集中する!
米国株ETFの円高リスクに備えつつトラリピ益を狙う!
再投資を加速するため!
徐々にトラリピ益・配当が拡大していく!
最後に、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (2558)自体の成長があるなら、もっとビルドアップする可能性も含んでいる!
ETFの成長を加味せずに利益を出そうとしているのが隠れ重要ポイント。
ポイント活用、円高対策、FXリピート益、配当、ETFの成長。すべてを循環させて資産の拡大を加速する、ビルドアップリピート、検討の価値があると思います。
投資信託・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を使った為替ヘッジ方法はこちら!
参考になった方はポチっと!コメント・質問お待ちしております。
おまけ
配当・ポイントに関してはある程度収入が予測できると思いますが、FX手動トラリピ益に関しては期待される利益が予測できないので、2019年の実績報告をしておきます。
2019年、ユーロ売りの0.25円幅での手動トラリピは決済回数が416回でした。
今回の記事のように、1000通貨、0.25円幅のユーロ売り手動トラリピなら決済益1回あたり250円。
250円×416回で年間約10万円の追加投資ができる計算になります。
最初は毎月の入金・積立額やポイント使用分がビルドアップの主力になりますが、資金が大きくなってくると、配当・トラリピ益が主力になっていきます。
逆に言うと、毎月の積み立てを止めてもいい状態にまで成長させるのが目的だと思ってもいいでしょう。
特定の投資手法を推奨するものではありません。