2020年4月の中間報告です。
株価が下落するときには円高に振れるはずだからと、auカブコム証券の代用有価証券制度を使い、株をFXの証拠金として差し入れ、円高方向で利益の出るようなFXポジションを取っています。
株価の下落リスク回避のためのFX運用を目指しており、FXの利確方法のメインはユーロ円売り・手動トラリピです。
2月中旬から始まった大きな株価の下落をFXでカバー、資産が完全回復しました。
緑の棒が、これまでの株・FXの確定利益の累計から現在の含み損を引いた値です。2月末に落ち込んだ収支が、4月17日で完全回復しています。
株価の下落をFXでカバー!
コロナショック前の月の資産を3000円程度上回っただけなので、記事作成時(2020年4月19日現在)以降はどうなるか分かりませんが、まずは安心です。
auカブコム証券の代用有価証券制度を使い、リスクヘッジ用のFX運用の予算が要らないのが強みです。
内訳と、今後の展望を見ていきましょう。
代用有価証券FXで株の急落をカバー
コロナショック(仮)による株価の急落により、1月末には約-20万円あった現物株の評価損が、最大で約-120万円まで拡大、あっという間に100万円も評価を下げました。
2020年4月19日現在の評価損は約-74万円。
2か月間かけて約44万円、現物株の評価は回復しました。
それとほぼ同時に起こったのが、円高と、大荒れの為替相場です。
私のメインの運用方針は「代用有価証券FX・ユーロ売り・手動トラリピ」。
今回のように、株価が取得価格より3割下落しても、残りの7割は無事です。
そのため、株・ETFをFXの証拠金として差し入れる代用有価証券制度を使った低レバレッジFX運用は問題なく続けることができます。
トラリピ・手動トラリピは、評価損のポジションをたくさん抱えてしまう手法ですが、今回の円高により抱えていたユーロ売りポジションは次々利益に変わり、FX証拠金維持率は逆に上がりました。
さらに、株価急落時からしばらく続く、為替の乱高下。それを的確に利益に変える手動トラリピ。
私は0.25円幅でユーロ円売り手動トラリピを行っています。前年度は1年間で70万円程度の利確がありましたが、今回の大荒れ相場では2か月で約60万円の大活躍。円高があまり進まなくても、細かい上下の値動きがあれば利益になるのが、リピート系売買の良いところです。
2年前から続けている、スワップ目的のランド円買いトラリピの評価損が拡大していますが、それを乗り越えて大幅プラスです。
ショック前、1月末のFX評価損は-266,969円、現在の評価損は-373,145円。ランド円のおかげで含み損は10万円程度拡大していますが、利確が+60万円なので全く問題ありません。
※検証用にランド売り・ユーロドル売りを保有中です。
トラリピは長期投資!含み損を抱えながら、細かい利確の繰り返しで含み損を上回る利益を得ようとする手法です。
上記のように、約100万円の評価損の拡大が、40万円の株価の回復と、60万円のFX利益により2か月で回復しました。
代用有価証券FXを使ったユーロ円売り手動トラリピ、今のところは株価の上下に対しうまくリスクヘッジ機能を果たしていると思います。
FXポジションの持ちすぎは危険なのでやめよう!
今後の展望
さて、ここまでの展開で
大幅マイナスをゼロに戻しただけで何を威張っているのか。株高の時に売り抜ければよかっただけの話。調子に乗るな。
代用有価証券制度を使わなくても、ユーロ円売りの手動トラリピは他社でもできるから、代用FXの利点にはなっていない。ユーロ暴騰しろ。
ユーロ売り手動トラリピのみの運用のほうが成績がいい。代用FXを無理やり推そうとしている。あと最近前髪が薄くなっている。
という厳しいお言葉もあるかもしれません。
厳しすぎない?
上記の質問に関する答えですが、ユーロ円売り手動トラリピによるリスクの回避は最終目標ではありません。
もう一度現物株の保有状況を確認すると、
評価損の変化のほかに、現物株式の保有金額が100万円ほど上昇しているのが分かります。
この100万円のうちの大部分は、毎日生まれるトラリピ益でETF(1655)を購入した分です。
4月16日
買い is米株ETF(1655) 4口
今日はユーロ売りの決済が2回、ランド売りは動きなし。利確は3731円。
【過去記事】68人の方に読んでもらえました!https://t.co/2wwZQ1rK9p
— シダ植物/代用FXブログ (@bonyari_blog) April 16, 2020
円高で生まれたFXの利益で、安くなっているETFを買う。底値の予測は私にはできませんが、下がり続ける株価の中、追加入金なしでETF購入が続けられるのは大きな強みです。最近ちょっと育ってきました。
(1655)の配当は前年度の実績で年間34円。今後の配当がどうなるかは分かりませんが、34円×407口=13838円の年収アップ(税抜き)と考えてもいいでしょう!
さらに、購入した(1655)はFXの証拠金として代用可能。FX益を速やかにETFに変え、それをFX証拠金としてFX口座に戻す。
『評価益と配当で成長するFX証拠金』を持つことができる点で、代用有価証券FXが有利ではないかと思っています。
FXポジションは持ちすぎないように!円安・株安ならダブルショックを受けてしまうよ!
FXはレバレッジをかけた証拠金取引なので、資産が増えたからと、安易にポジションを増やすべきではありません。最終目的はあくまでも現物株・ETFの購入と成長、さらに配当収入を増やすことです。
今後も、この方針で運用を進め、報告を行いたいと思います。
特定の投資手法を推奨するものではありません。
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