先に結論!
使用するものは、50万円の株と50万円の現金。
運用通貨ペアはドル円。ハーフ&ハーフの手動トラリピ。
リーマンショック級の円高+株価50%減でも生き残り、再投資もします。
FXポジションは最大10か所・基本放置で管理が楽だから、初めての代用FXに最適。
自動売買に頼る必要もありません。
そんな記事です。
代用有価証券FXに興味があるけど、資金管理の方法がよくわからない!
そんな悩みを解決します。
気になるところに目次で飛んでください。
代用有価証券FXの問題点
持っている株をFXの証拠金として差し入れることが出来る代用有価証券制度(株券担保サービス)。株価の70%がFX証拠金として認められます。(米国株式は代用不可)
FX運用中の含み損も差し入れた株で耐えることが出来るから、FXのリピート系売買との相性が抜群です。
ただし、資金効率が上がる半面、株のリスクとFXのリスクを同時に負うという不安が生まれます。
株価が下落するとFX証拠金も目減りしてしまうからです。
そこで、株の大幅下落によるFX証拠金の減少を防ぐため、100万円の予算を、現金50万円、株50万円で運用する方法を紹介します。
100万円の株を代用すれば70万円のFX証拠金ですが、現金を50万円、株を50万円にしておけば、株価が50%暴落しても70万円近くのFX証拠金が確保できます。
思った以上に残る・・・
既に株式投資をしている人は、持っている株を50万円ぶんだけ、DMMに移管してくれば、現金50万円ではじめられますね。
次の項目は、株価の下落を前提としたFX運用法の解説です。
±10円のハーフ&ハーフはベストではない
資金効率の面から考えると、FX運用法はリピート売買(手動)ハーフ&ハーフがいいと思います。
アビさんが提供している、エクセル上でリピート売買のバックテストができる無料ツールを使い、5年間のバックテストをしてみます。
『働きたくない』ガチ勢 | 不労所得でセミリタイアを目指す人 (do-not-want-to-work.com)
110円を中央として、ドル円1万通貨を2円幅で建てたハーフ&ハーフのトラップです。利確幅も2円にしました。
過去5年間のバックテストでは、58万円の利確があったようです。
ハーフ&ハーフの中央値から10円下落したときの含み損が約20万。売りトラップ1つに約5万円の証拠金がかかると考えても、必要なお金は合計45万円。
現金部分の50万円だけで含み損と証拠金に耐えられるから、株の下落によるFX証拠金の減少でのロスカットはありません。株価80%減でも大丈夫です。
つまり、確定したリピート益は全て株の購入に回してもいいことになります。
利確したお金で株を買えば、所持株が増えて、配当が増え、証拠金維持率も上がります。
50万円の現金部分のおかげで、リピート益で積極的に株を買えるんだね!
あくまでもバックテストの結果ですが、平均して2か月に1回ペースで、2万円の大ボーナス。
100万円の予算にしては破格です。
ただ、私はこのままでは不十分だと思います。
なんで。
① ハーフ&ハーフの中央値を過去5年レンジの真ん中にすれば、バックテスト結果は一番利回りの良い結果になって当たり前。
② 上記の設定を参考にして、自分が運用をはじめた瞬間にドル円の暴落(暴騰)が起きたらどうするかです。
この2点がクリアできていません。都合のいいデータで煽ったうえで、「投資は自己責任」という言葉で終わらせずに、これらの解決を試みましょう。
円高に対しては、売りポジションを1枚ホールドしたらどうか
FXポジションをもった瞬間に急な円高が来るかもしれません。
株価が暴落する時は円高になりがち(必ずではありません)なので、まずは円高対策をします。
先ほどのハーフ&ハーフに少し変更点を加え、中央の売りポジションをリピートさせずに1枚ホールドしてはどうでしょうか。
110円を中央値として、100円まで円高が進んだ場合を考えます。
売りのトラップを1段下げて、その部分の1枚をリピートさせずにホールド。
5万通貨の買いトラップは、初期値から10円の円高で約20万円の含み損を持ちますが、たった1枚の売りポジションが含み損の半分をガード。維持率を安定させます。
買いトラップと重ねているから、108~110でのリピートは変わらず発生するね!
※DMM FX は両建て時は売り買い両方の証拠金がかかります
5万通貨の買いポジションは、レンジ下限の100円をさらに下回ると、1円の円高につき5万円の評価損の拡大を招きます。
1万通貨の売りポジションをホールドしているおかげで、売り買いの差は4万通貨。レンジ下抜けでのリスクが25%減りました。
更にリスクを減らします。
円高時に株も安くなっていたら、売りポジションを利確し、最下部の新規ポジションは建てずに株を買います。
リピート売買の欠点は、レンジを外れるほど悪化する資金効率。完全にレンジをはずれ、リピートをしなくなれば、毎日の利確も、リタイア後のお小遣いもありません。
だったら、円高と株安が同時に激しく進むなら、4万通貨以上は追いかけなくていいです。
利確した10万円で、どこまで下がるか分からないFXポジションではなく、追証のない株を買います。
その株もFXの証拠金になる。株価が大きく下がっていれば大チャンスだね!
初期値での売りポジションをホールドするのは無意味と思いきや、代用FXでは利確したお金で株が買えます。
含み損の急拡大を抑えるための売りホールドは、あとから株を買うための仕掛けにもなっています。
代用FXは、株の下落と円高のダブルショックが問題点でした。では、下がった後の株を買うのならどうでしょうか。株の下落リスクが減りました。
激アツ展開だね!
リーマンショック級の円高が不安なら、もっとポジションを整理できます。
最下部の買いポジションを建てないことに加え、下から2段目の買いポジションの2万円を損切りする。
それでも売りポジションの利確は8万円余るから、それで株を買います。
3万通貨しか持っていないから、1円の円高あたりのリスクはさらに減ります。
代用FXができる業者で、かつ売りをホールドしておいたからこそ可能なワザだということか!
これなら、リピート回数0回、追加入金不要で1ドル90円程度まで。株価の下落が50%程度で止まるなら1ドル85円付近まで耐えられます。
それでも不安なら、1ドルが100円以下になったら、円高が1円進むごとに3万円を追加入金するルールにする。
これなら急に大金が必要になることもなさそうです。
分かりやすい!
もちろん入金したお金で買うのは株です。代用すれば維持率は回復する。
欲しかった優待株・高配当株を有利な位置で買えますね。
夢が広がるね!
推奨するわけではないですが、円高のスピードが急すぎるなら、
新規で3万通貨の売りポジションを建てて完全両建て。評価損を固定し、できる範囲での追加入金で株を買いつつ、余力が出たら少しずつ両建てを解除していきます。
売り買いのスワップ差の少ないDMM FX はここでも有利です。
記事作成時では売り買いの差は3円でした。DMMのスワップカレンダーのページでご確認ください。
3万通貨なら1日9円、年間3285円だね!株の配当で覆せそう!
FXリピート売買のおいしいところだけをいただいて、不利な状況ではポジションは建てない。レンジ内に戻ってきたら、再びリピートしてもらいましょう。
円安に対処するための米国株を代用
急な円高の場合の対処法について解説しましたが、急な円安に備えるために、米国株ETFの購入を検討するのもいいと思います。
米国株式はFX証拠金として代用できませんが、
MAXISナスダック100上場投信 (2631)
iシェアーズ S&P500 米国株ETF (1655) など、
日本で取引されている米国株ETFなら代用できます。
米国株に投資するこれらのETFは、円安時に為替差益で価格が上昇するので、ハーフ&ハーフが円安方向に振れて含み損が増えたときに、少しだけ助かります。
1口当たりの購入価格が安いのもいいですね。
株の利益が十分に出ている場合は、売りリピートの発注をしないのもアリです。
レンジ最上部での数回のリピートはあきらめて、株の成長に期待すればいいですね。
円安方向のガードが弱い。ピンチ時の両建て以外の解決策が欲しい。
その通りですね。少しだけ補足します。
原則として株は売らない
例えば、株式の継続保有について。
右肩上がりの米国株。
株の値上がり益も期待できて、円安に強いのは代用FXの対象として魅力的ですね。
緑色の線が、S&P500が大幅上昇をした日です。
歴史から学ぶ、継続投資の有効性 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント (jpmorgan.com)より引用
1万ドルを32年間運用した場合、継続保有が最もリターンが高く、株式の頻繁な売買により株を持っていないタイミングがあった場合、大幅上昇の日のうちたった上位10日を取り逃しただけでリターンは半分。上位40日を取り逃せばリターンは88%減だそうです。
32年間の内のたった40日!
為替は成長しませんが、株式は成長します(個人の感想です)
つまり、直近レンジでの値動きではリピート売買が強く、継続保有・積立では株が強いのだから、
短期の値動きはFXで、長期の上昇は株で取るというように、役割分担をはっきりさせておきます。
レンジを外れたリピート売買に新たなポジションを建てて追いかけることはせず、じっくりと株の成長を待ちます。
もし追加入金をする場合も、株を買って代用することでFXの維持率も回復します。
FXのこまかい利確は楽しいけどガマンするんだね!
現在値から始めてもOK
円高に対しては売りポジ1枚ホールド、円安に対しては米国株の継続保有。
レンジを外れたリピートは追いかけない。追加入金で株を買いつつ維持率回復。
以上の対策が揃ったことで、ハーフ&ハーフの中央値を探ることなく、現在値から代用FXを開始することが可能になりました。
ホールド用の売りポジションを持って、上下の数本をイフダン注文すれば、約2万円の利確メールが来るまでは放置でもいいですね。
利確したお金で株を買うことで、株の配当金再投資のスピードが速まります。
運用初期は、毎月の株の積み立てと合わせれば維持率はどんどん安定しますね。
「FXポジションは建てない」という選択肢を取りつつ資産の増加を狙えるのが代用有価証券FX!
まとめ
① DMM FX 口座を開設
② 「他サービス簡単申し込み」でDMM株も口座開設(スマホアプリの場合)
③ DMMFXに入金後、「入出金」画面から株の購入に必要な分だけ資金移動して株を購入
④ 2営業日後に代用できる
(土日祝は代用不可)
⑤ ホールド用の売りポジションを1万通貨持ってトラップを敷く
④ 決済メールがあったらもう一度その部分のトラップを発注
以上です。
簡単!
今のところ、スワップの観点からDMM FX が優秀なようです。
資金の一部をDMM代用に回して、代用FXの練習をしてみるのもいいですね。
ハーフ&ハーフの売りの場所ではマイナススワップが気になる!
100万円からの代用FXはハードルが高い!という人は
もっと細かい利確を楽しみつつ、DMMに追加入金したい!という人は
⇒15万円からはじめる、利確したお金は出金できるトライオートETF活用法
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