・代用有価証券FXに興味があるけれど、一度に大金を投入するのが怖い。
・代用するための株・ETFを持っていないので、代用FXを1からはじめたい。
・代用有価証券FXを利用して、運用資産を徐々に拡大したい。
そんな人に最適な記事です。
もっとも重要な部分から、代用FX+ドル円リピート・ハーフ&ハーフを例に挙げて先に書きますと、
以上です。
先にトラップを全て仕掛けるのではなく、予算に応じて仕掛けられるトラップ数に上限を設けておく運用方針です。
株の成長も期待できるから、最悪リピート益がなくても問題ありません。株が成長したり、追加入金した額に応じてトラップ数を決めましょう。
運用の具体例を挙げたいと思います。気になるところに目次で飛んでください。
代用FXの資金管理
代用有価証券FXは、株とFXのダブルのリスクを負うため、資金管理には十分な注意を払う必要があります・・・と、様々な公式ホームぺージ・ブログ等には書いてあります。
資金管理には十分な注意を払う必要があります。
全く具体性がありませんね。
最近流行りのFX手法・通貨ペアを代用有価証券と組み合わせても、長期的な運用に耐えられない可能性があります。
そこで今回は、代用有価証券FXを長期で運用するために必要な、相場急変時に効果的な代用FX設定を紹介します。
結論から先に申し上げますと、
DMM FX ・auカブコムFX ・またはマネーパートナーズ で、
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)を代用し、
ドル円の手動トラリピ・ハーフ&ハーフを、
代用株50万円につき1万通貨までを上限に運用。
リピート益で(1655)を買い足していき、資産の拡大を狙います。
以上です。
単純!
ひとつずつ、丁寧に解説していきます。
代用するのは米国株ETF(1655)
特定の銘柄を推奨するものではありません。
代用可能な米国株ETFの中で、扱いやすいのが
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)。
1口単位で売買できて、記事作成時は1口3500円程度です。
個別株と違い、分散が効いていて成長力があり、かつFXの利益を使って追加購入しやすいのが魅力です。
購入したらFXの証拠金として代用すれば、成長するFX証拠金の出来上がりです。
私は、MAXISナスダック100上場投信(2631)も代用しています。
各自、自分に合った銘柄を検討してみましょう。
ETFに関しては購入⇒代用⇒ホールドの単純作業ですね。
次に、FX運用法を解説します。
FX通貨ペアはドル円リピート・ハーフ&ハーフ
FXの通貨ペアとして採用するのはドル円です。
最近流行りの通貨ペアや、相関係数を用いた複雑な通貨分散より確実に、分かりやすくドル円のポジションの量で調整を行います。
よくわからない通貨ペアを、FX業者の一時的なキャンペーンに釣られて次々と採用するのは長期投資には不向きだよ。どんどん管理が面倒になるね。
トラップの敷き方は、現在値を中央とした、ハーフ&ハーフ。トラップ幅1円、利確幅1円。(利確幅はお好みで調整しましょう。)
単純だな!
株が下落する時は円高に進みがち・・・という事で、私はユーロ円売りのリピート売買で代用FXを行っていましたが、今後円高⇔株安の傾向が崩れた場合に備えるためと、下落時の下値を売りリピートのみで追いかけすぎた反省から、今はハーフ&ハーフを採用しています。
当然ですが、ここで問題になるのが、
① 円高が進みすぎたらどうするのか
② 円安が進みすぎたらどうするのか
③ 株価が暴落したらどうするのか
④ ○○ショック時の円高株安にはどう対処するか
⑤ ドル円売りの時のマイナススワップのストレスはどうするのか
だと思います。
多いな!
たいていは自己責任という言葉で誤魔化されている部分だけど!
メリットだけ挙げてあとは自己責任みたいな記事にならないように、上記のドル円ハーフ&ハーフに少しだけ工夫をします。
保有ポジション数に上限を付ける
米国株ETFの成長も期待できるので、FXポジションは少なめでいいと思います。
トラリピ公式ページに乗っているような予算や戦略をそのまま扱うのは危険です。
今回提案するのは、代用株の評価額50万円につき、ドル円のポジションは1万通貨までという、FXポジションに上限を設ける運用法です。
(auカブコムの場合、1000通貨での代用FXができるので、5万円に付き1000通貨までとします。)
あらかじめ複数の注文を並べておくのではなく、持っているETFの評価額が100万円を超えていたら②番の売り買いの注文を発注してもいい、150万円を超えたら③番まで発注していいという感じです。
100万円しかETFがなかったら、①②の発注だけをしてじっくり決済を待つ。
ETFの成長・リピート益等で運用額が150万円になったら③番を発注すればいいです。
ポジションを持ってないのが一番安全!
少ない予算で広範囲をカバーできる、ハーフ&ハーフは必須です。
「リピート益で株を買う」という投資方針から、決済があればFX口座、証券口座にログインするため、自動注文である必要はないと思います。1円幅のトラップは1日に何度も決まりません。
一定以上のETFが口座にあればイフダン注文を発注。ない部分は発注しない。
この上限が、株価とFXのダブルショックを回避します。
仮に、ドル円を20円下落させてみましょう。
ハーフ&ハーフの中央値から下部のポジションを20本も持ってしまいました。含み損は約190万円。ポジションを持つための証拠金も90万円くらい必要です。
しかし、50万円のETFに対して1本ずつのポジションしか持てないというルールにより、そもそも20本目のポジションを持つには1000万円分のETFが貯まっていなければいけません。
この方針なら、運用中に50%の株の下落が起こってもFXのロスカットはありません。
どのタイミングで株価の50%減+20円高が来ても大丈夫です。
運用額に応じてFXポジション量を決めるなら、今から始めることもできるね!
50万円につき1万通貨で、予算に関しては比較的安全になりました。
次は、マイナススワップに関してです。
決済ごとにマイナススワップは消す
ドル円のハーフ&ハーフの場合、売りのマイナススワップが気になります。
カナダドル円買いとユーロ円売り・・・のように、マイナススワップが生まれないポジションの取り方もできますが、管理が複雑になります。通貨ペア選択がベストかどうかも不明です。
ところで、マイナススワップが嫌なのはなぜでしょう。
スワップよりも所持株の成長と配当の方がはるかに大きいにも関わらず、1日にたった数円のスワップがなぜイヤなのか考えてみたところ、個人的には
マイナススワップが積みあがっていくのが嫌だ。
長い間ガマンして、やっと決まったリピート益の大部分がマイナススワップでゴッソリ削られるのを見るのが嫌だという結論でした。
だから、FXの決済が1回ある毎に、マイナススワップだけ受け取って消してしまいましょう。
上記の運用予定ではドル円1決済あたり1万円。記事作成時で1口3500円程度の(1655)をピッタリ1万円買うことはできず、現金は少し余るから、マイナススワップが貯まっているポジションがあれば、そのお金を使って消滅させます。
DMM FX では【振替】ボタンを押せば終わり。(auカブコムではできません)
スッキリ!
これで長期運用でもストレスはたまりません。毎日のスワップをプラスにするために高金利通貨に手を出し、そのための予算を割く必要はないですね。
代用FX+米国株ETFまとめ
塩漬け株を代用するにしても、今から少しずつ株を積み立てるにしても、一番重要なのは資金管理。
「株とFXのダブルショックに注意しましょう」のようなぼんやりした備えではなく、
50万円につき1万通貨までの、リピート売買・ハーフ&ハーフ。
積み立てやETFの成長、リピート益での追加購入で次の50万円が確保できてからポジションを増やす。
これを意識した上で、ドル円以外の通貨ペア・予算設定を考えるのがいいと思います。
私は毎月5万円ずつ入金して米国株ETF(1655)を購入・代用して、代用FXの利益でさらに(1655)を追加購入。積み立てスピードを加速させています。
運用開始2年間で120万円追加入金しましたが、ETFの成長+代用FXの効果で、積み上げた額は310万円です。
長期保有予定の株が張る人は、代用可能な業者に株・ETFを移管すれば、今からでも始められるのが魅力。
これから代用FXをはじめたい人は、株・ETFの積み立てを優先。積み上げた額に応じてトラップを増やしていくことで、代用FXの規模が拡大できます。
配当金再投資の複利効果を、FXリピート益でさらに補助する代用FXは、検討の価値があると思います。早く始めるほど有利ですね。
代用FX可能な証券会社をチェック!
① auカブコム証券
DMM FX はスワップが有利です。私はこちらに資金を移動中。
② DMM FX
auカブコムFX は1000通貨からの代用FXと、投資信託の代用も可能なのが魅力。Pontaポイントで投信が買えます。
③ マネーパートナーズ
マネーパートナーズ は1万通貨からの連続予約注文が魅力。既に一定額の株やETFを持っている人はこちら。
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