こちらの記事では、金・銀CFDのリピート売買(手動)を行う際の詳細設定の解説と、その設定に基づいた実際の運用成績を紹介します。
金・銀CFDでリピート売買を行う理由
・金銀の激しい値動きを利益に変える
・為替や株価指数以外にリピート売買の運用先を分散
など、詳細はこちらの記事をご覧ください。
設定の特徴としては、
・金価格が現在の半値まで落ち込んでもロスカットにならないような、余裕のある設定
・金を一部ホールド+買いリピート
・金の口数に応じて銀を売りリピート
・一度に大きな額を入金せず、必要に応じて追加資金を投入する
・リピート益は純金上場信託(1540)に再投資
長期的に上昇傾向のある金をホールドと、ボラティリティの高い銀のリピートをひとつの予算で行い、万が一の事態に備えてリピート益は現物ETFに逃がすことを目的とします。
購入したETFは代用有価証券FXの証拠金になるので一石二鳥。

40万円入金で運用を開始して1か月経過、いきなり金価格が100ドル(約5%)下落・銀価格2ドル(約10%)下落するという目にあいましたが、リピート回数・確定利益は
金4回 1,531円
銀20回 19,068円
その他、金の金利調整額が-420円、銀売りは金利が取られないので0円となっています。
金下落による含み損約3万円の大部分を銀売りリピートがカバーしてくれました。

金・銀を別予算で買いリピートしていた場合、ダブルでダメージを受けていたことになるね!
金買い・銀売りで運用バランスが取れるなら、リピート益は口座から引き出しても大丈夫。
毎月のお小遣いのための運用先としても、金・銀CFDは検討の対象になってくると思います(個人の感想です)
気になるところに目次で飛んでください。
特定の運用法を推奨するものではありません
金銀CFDリピート 初期設定(10万円~)
運用初期設定は下の図の通り。画像をスクショしておいてもいいですね。
運用開始時点で、金が2000ドル・銀が25ドルだとします。
LINE CFDは
金が0.1口(約200ドル・証拠金約1300円)から、
銀が10口(約250ドル・証拠金約1600円)から購入できるため、以下のように設定します。

金1.0口ホールドに対し、銀売りトラップは10口×10まで!
はじめにやること
LINE CFDの口座を開設したら、
① 10万円入金
② 金1.0口を運用開始地点で成行買い+ホールド
③ 開始地点から下に金買いリピート0.1×5発注
④ 銀売りリピートを現在価格から上下に5本ずつ、10口×10発注
以上です。自動売買ではないので、イフダン注文を手動で並べる、いわゆる「手動トラリピ」となります。決済があればイフダン注文を入れ直しましょう。
最初の10万円で、開始地点から金価格がマイナス200ドルの部分までトラップが敷かれていますが、ロスカットになるのはマイナス500ドル付近なので、焦って入金する必要はありませんね。
金買いホールド&リピート・銀売りリピートのトラップは、銀価格だけが激しく上昇した場合にも含み損が増えるので、金買いホールド1.0口に対し、銀売り100口までのルールは守るようにしましょう。

金が暴落したらどうするんだよ!
次に、金価格が200ドル以上下落した場合の対処です。
いきなり大金を注ぎ込まずに、金価格の下落に応じて入金を検討するスタイルになります。
金価格が下落した場合のトラップの仕掛けかた(最大40万)
金価格が200ドル下落する毎に、追加の10万円を入金を検討するスタイルを提案します。
最初に紹介した予算10万円のプランは、金価格が-200ドルまでトラップが敷いてあり、ー500ドルまでロスカットされない予算設定でした。
そこに、金価格が200ドル下落する毎に10万円を入金。同様のトラップを追加設定していき、隙間なくトラップを敷き詰めます。
下の図を見ましょう。

仮に、運用開始地点で金価格が2000ドルだとすると、
① 金価格が1800ドルまで下落した地点で追加資金10万円を入金。
② 1800ドル付近で金1.0口をホールド
③ 1800ドルから1600ドルまでの金買いトラップを5本追加
④ 銀価格も下がっていれば、銀売りトラップも追加。
という具合に、少しずつ資金を投入しながらトラップ幅を拡大していきましょう。

自動売買の一括注文は便利だけど、お試し運用としては高額の予算設定のものも多いよね。
個人の感想としては、1400ドル以下の買いトラップは不要。
リピート益ではなく直接証券口座で純金信託(1540)を購入したほうがいいと思います。
金価格が1000ドル以下になるなら、追加投資も十分魅力的であるというのもミソです。

ゴールドが半額なら、私は買いたいです。

新興国通貨が半額なら不安になるだけだね!
2国間の通貨の強弱等でレートが決定するFXのリピートの他に、金そのものに商品価値があるという意味でも、リピート運用先の一つとして、ゴールド・シルバーの運用も検討の価値があると思います。
金よりも銀価格が激しく上昇・下落することも多いため、底値で売りポジションをたくさん持たないように、ホールドしている金1.0口につき銀100口までのルールは守りましょう。
不安なら金1.0口につき銀80口までなど、より安全なルールにしてもいいと思います。
運用経過報告
これまでの金・銀CFDリピートの運用結果です。
私は40万円予算の上記の設定の2倍、最大80万円までの入金を予定しています。
トラップ数を上記の記事の2倍にした場合の運用結果なのでご注意ください。

開始直後に金価格が200ドル下落。はじめたタイミングはあまり良くなかったものの、銀売りリピートの利益が大部分をカバー。しばらく揉み合えば収支はプラス圏に浮上しそうです。
銀リピートは素晴らしい活躍を見せていますが、金リピートの回数がイマイチのため、現在は金のリピート部分を減らしたスタイルの運用をDMM CFD で始めました。

運用開始時の価格で金を1口買い、その周辺に銀売りリピート10口×10か所仕掛ける簡単なもので、
0.1口単位の金の運用をカットしたものなので、LINE CFDでなくても運用可能です。
私は株・FX・CFD口座間の資金移動が簡単なことを考慮し、金価格1700以下の部分はDMM CFD で発注しています。
公式ホームページ・ブログ等で運用設定を参考にする場合、「自分がはじめた途端に下落したらどうしよう」という不安が付きまといます。
最初は10万円で運用に慣れつつ、「金価格が下落して、かつ運用を続けたいと思うなら10万円追加」というような方針もいいと思います。
・FX以外のリピート運用に興味がある
・価格が下がっているゴールドなら買いたい!
という方は、検討の価値があると思います。
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