代用有価証券FX・利確重視Verがレンジアウトしたときの対処法を解説します。
結論から先に申し上げますと、レートが戻ってくるまでじっくり待つのが得策だと思います。
代用FXでは、FXのリピート益がなくても代用株の成長が期待できるため、レンジアウト=利益が出ないという訳ではないからです。
ここまでの成績や、ロスカットラインのチェックのしかた等を解説する記事になっていますので、気になるところに目次で飛んでください。
DMM株券担保FX・利確重視Verがレンジアウト
持っている株・ETFをFXの証拠金として利用し、現金を使わずにFXが運用できる株券担保サービス(代用有価証券制度)。
2021年6月に、ドル円売り・カナダドル円買い・USD/CAD買いを組み合わせた「DMM株券担保FX・利確重視Ver」を紹介したところ、高評価をいただきました。
利確重視Verは、「50万円の代用株に対しFXポジションは1万通貨まで」という基本スタイルで、ドル円・カナダドル円・USD/CADで3すくみの状態を作り、含み損の拡大を抑えながら、3通貨ペアでのリピート売買を行うもの。
私の場合、最初に100万円の米国株ETF(1655)を代用し、毎月5万円の(1655)を追加で積み立てながら運用をつづけています。
FXリピート益は全て(1655)や(2631)の購入+代用に充てています。
運用開始4か月を経過し、FXリピート益がおよそ28万円、ETFの評価益が約9万円。
総入金額125万円に対し、保有株式の評価額は166万円に到達しました。
4か月で1.32倍!興奮する!
100万円での運用開始時は2万通貨までしか持てませんでしたが、運用は絶好調。
保有株式が166万円なので、持てるFXポジションは3万通貨に増えました。
(USD/CADに関しては追加ルールで+1万通貨までの保有を可にしています)
しかし、運用5か月目に突入し、ポジションをフルに所持した状態からさらにレートが逆行。リピートができない状態になりました。
予算の関係から、これ以上のポジションを持ってはいけないという事だね!
およそ40万円増えた株に対し、16万円のFX含み損は全く問題ないのですが、リピートができないのは事実です。
予算が多い人はトラップを追加できるため継続で問題ないと思いますが、私のようにレンジアウトした場合はどのような対処をするのかを解説します。
直近利回りだけが高いハイリスク手法になっていないかどうかの検証でもありますね。
ロスカットレートの確認
利確重視Verは、50万円の株に対して1万通貨までのFXポジションを持っていいルールなので、ロスカットレートの算出は簡単です。
DMM FX アプリ内の「証拠金シミュレーション」を使えばすぐです。
まずは保有通貨量と平均約定レートをチェック。(画像はPC版)
現在の私の保有株は160万円。代用した株の評価額の70%がFX証拠金として認められるので、112万円を『純資産額』の欄に入力。
ドル円売りLot3枚と、平均取得価格110.283円を入力して『計算』ボタンを押す。
これ以上ドル円売りを持たなければ、維持率100%のラインは1ドル141.9円です。
強制ロスカットは50%ですが、100%を切ると追加証拠金の入金が必要になるので、100%を目安にしましょう。
余裕があるね。
株価が50%下落した場合を想定して、総資産額を56万円にした場合でも、維持率100%ラインは123円です。
今後は分かりませんが、○○ショック時は円高、ドル円売りなら決済される方向に動いているようです。
株価の50%下落+大幅な円安が同時にやってきても問題ないと思います。
ポジションの上限を決めるなら、「DMMは1万通貨だからハイリスク」という事にはならないね!
次に、USD/CAD買いのロスカットレートをチェック。
維持率100%のラインは1.006です。
USD/CADに関しても今後はわかりませんが、○○ショック時のUSD/CADは、買いポジションが決済される方向に動いています。
もう1度現在のポジションを確認します。
ドルの売りと買い、両方にポジションを持っているので、この2つのポジションに同時に大ダメージを与えるには「カナダドル円だけが突出して上昇する」等のような状況が必要となります。
更にロスカットに追い込むには株価の大幅減も同時に起こる必要もあるため、いわゆるハイリスク版には該当しないと思っております。
株の大暴落の中で円安が起こり、その中でも特にカナダドル円だけ突出して高くなればアウトなわけだな!
対処法は「レートが戻るまで放置」が安定
以上の理由から、維持率が100%を切るまでかなりの余裕を持たせているため、DMM株券担保FX・利確重視Verのレンジアウトに関しては、「レートが戻ってくるまで放置」が正解だと思います。
「現在はプラス収支だから全決済する」という方法も考えられますが、それは4か月間運用した私の話で、ごく最近運用を開始した場合は十分なFX確定益が確保されていない場合もあるため、参考にならない可能性があります。
レートが戻ってこなかったらどうするんだよ!
為替レートが戻ってこなかったら
為替レートが戻ってこない場合、毎月の少額の積立など利用して、自分から迎えに行くのがいいと思います。
分かりません。
私がドル円売りのポジションをこれ以上建てられないのは、50万円につき1万通貨までの縛りがあるから。
現在の代用株評価額は165万円ですが、毎月5万円ずつDMMに入金してETFを追加購入しているので、追加入金+株の成長で評価額が200万円に到達し次第、次の1万通貨を建ててトラップ範囲を拡大、リピートを再開することができます。
直近レートからポジションを取りはじめ、そこから少しずつトラップ範囲を拡大していく。
最初に大きな予算を用意する必要があったり、どこまでもレートについていくタイプのリピート手法より安全な可能性もあります。
毎月の追加資金なんかねえよ!石油王か!
毎月の追加入金の予定がない!と思われる方は、他部門のリピート益を移動してくるのはどうでしょう。
リピート売買の利益を、FXポジションの積み増しによって再投資しようと考えている方も多いと思います。
それ以外に、リピート益で株を買って成長に期待。それを代用して無理のない範囲で(今回は50万円に対して1万通貨)FXポジションを積み増すのも有効だと感じています。
代用FXが可能なFX業者を1つは持っておいた方がいいですね。
すくみ状態でもスワップ負担が少ない!
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