代用有価証券FX・守り重視のリピート設定

代用有価証券FX

こちらの記事は、FXリピート売買の利回りアップ・最適通貨ペア設定など、「いかに利益を上げるか」ではなく、「リピート売買の損失をどのように減らすか」「損切りタイミングのルール化」について解説する記事です。


保有ポジションを抑えた運用法のため、リピート回数が少なくても、代用した株の成長にも期待できる「代用有価証券FX(株券担保FX)」に適した内容になっています(個人の感想です)。



結論から先に書くと、下の図のように、リピート売買のトラップを「一定間隔で並べる」のではなく、「初期値から離れるほどトラップ間隔を広く取る」スタイルでの運用を行う事で含み損・必要証拠金を抑えます。


それに加え、損切り・ポジションの立て直しにもルールを設けました。


通常のリピート設定のような、「一定量の予算を用意してレンジを決め、損切りラインに来たら全決済か入金で耐える」という運用スタイルは、追加資金・労働収入がある運用初期ならまだしも、リピート益を引き出して使ったり、生活の足しにする段階では全く不向きであると判断したからです。

決済益だけアピール
決済益だけアピール

リピート益を少しずつ引き出して生活しているときに、突然生活費以上の損切りが発生するのは怖いね。若い時と違って入金力も落ちているよ。



私は運用中の全ての通貨ペアを、上記の図のようなトラップに変更しました。


運用ルールを、詳しい理由も含めて解説します。運用の参考になれば幸いです。



攻めより守り重視の幅広トラップ


先ほどの図を解説します。

計算が簡単なように、ドル円の買いリピートが15円逆行した場合を考えます。

1万通貨・トラップ間隔を1円幅にして15円の逆行に付いて行った場合、含み損だけで120万円。

その他に、ポジションを建てるための必要証拠金が60万円程度(為替レートによる)かかり、維持率を低下させます。さらにドル円が下がってくると、リピートも発生しません。


通貨ペア分散により、別通貨ペアの調子が良かったり、トータル収支がプラスだったとしても、いずれ損切りしなければならない、好きな時に引き出して使えない部分ができたのは事実です。

クロス円が消えた戦略リスト
クロス円が消えた戦略リスト

調子のいい通貨ペアだけ推されがち。


きびしい話ですが、好きな時に引き出せない・さらに被害が拡大するかもしれないお金は、運用後期では無いもの・0円として扱わざるを得ません。


それを防ぐために、ポジションを持たない・含み損が膨らまないスタイルの運用を提案します。


優れたトラップ設定も、いずれはレンジを外れてしまう可能性があるから、公式HP・ブログ等で魅力的な通貨ペア・設定を見かけた場合も、設定をそのまま採用するのではなく、念のためトラップ間隔を徐々に広げ、万が一の時の含み損と必要予算を確実に下げる。


トラップ幅を徐々に広げる意味が分からない。
均等に300pips×6本ではダメなのか。
新アイディアみたいな空気を出そうとしても無駄。



トラップ幅を均等にではなく徐々に広げている理由は「運用開始地点の付近で細かい値動きを取るため」です。


リピート売買で一番おいしい部分は、運用開始地点の付近で、ポジション数・含み損が少ない状態でリピートが起こること。


逆に言うと、レンジを外れ始めたリピート売買は、その場で全決済してやめることもできない、収益率の低い運用方法と言わざるを得ません。



だから、運用開始地点付近でのトラップ幅は狭く。遠ざかるほど広く。


広すぎてリピートが起こらずにヒマだけど、含み損が広がらないなら気楽。代用株の成長にも期待できる。


代用FXと幅広トラップの組み合わせは強力だと考えます。



次の項目では、トラップ幅を均等にしていない理由を、損切りと通貨分散の面から解説します。


損切りルール


幅広トラップは、ポジションの数を抑え、大幅にレートが逆行したときの含み損を確実に小さくするものでした。


さらに、運用後期に大きな含み損を抱えすぎないように、損切りルールも決めておきます。

具体的には、2000pips(クロス円・1万通貨単位なら20万円)逆行する毎に、ポジションを1つずつ損切りし、損切りは最小限にしつつ、リピートは継続する方法です。


すでに実践している方も多いと思われますが、一定間隔でトラップを敷くスタイルは、損切りが連続で発生してしまうという欠点が存在すると思っています。

脚線美
脚線美

意味が分かりません。

仮に、ドル円を1円間隔で1万通貨のトラップを敷き、20円逆行する毎に20万円の損切りをする場合、2022年春からの急な円安のように、1か月で10円などの大きな円安があれば、20万円の損切りがひと月で10セットも発生してしまいます。


開始地点から離れるごとにトラップ幅を広くしたうえで、20円逆行ごとに20万円損切りするルールを採用すれば、不利な方向のトレンド相場が発生した場合の、次の損切りまでの距離が1円・2円・3円・・・と、徐々に長くなり、焦って入金することもありません。


別通貨ペアのリピート益が発生するなら、さらに被害は抑えられます。

コゼニ
コゼニ

左のトラップを採用するより、「右のトラップを、方向性の違う2通貨ペアで採用する」ほうが安全という事か!


右の図では最大ポジションは6万通貨。それより下にポジションを持ちたいなら、一番上のポジションを損切りしてから建てて、特定の通貨ペアでポジションを持ちすぎないようにします。


最近運用が好調なのは、DMM FX でのAUD/USD売りとNZD/USD買いのトラップ。
損切りルールも決まっているので、運用開始時にAUD/USD売りとNZD/USD買いのポジションを1枚づつ持ちました。


運用イメージは以下の図です。


NZD/USDの方は、保有ポジションの間隔が徐々に広がっているのが分かると思います。
(新規ポジションは成行で入っているので、正確に100・200・300pipsのようにはなっていません)

スワップ振替でETFを買う
スワップ振替でETFを買う

スワップが両方プラスなのはいつまで続くか分からないので気を付けてください。


リピート益は開始3か月で22万円くらい。リピート益でETFを追加購入しています。

「利回りの高そうな通貨ペア探し」より、ポジションの建て方で確実に含み損を減らしていくのも検討の価値があると思います。

DMM FX


まとめ



リピート売買において、全てのポジションを損切りした後でレートが戻り、結局損切りの必要が無かったことはないでしょうか。

脚線美
脚線美

あります。


また、レンジの端・保有ポジションが一番多い状態で、さらに一方的なレートの逆行が進み、1円逆行する毎の含み損の増加の大きさに不安になったことはないでしょうか。

コゼニ
コゼニ

あります。

一度に大量の損切りを出すスタイルの運用は、運用金額が大きくなる運用後期や、リピート益を引き出して使う段階になれば大きな問題になると考え、

① 徐々にトラップ幅が広くなるリピート設定
② ポジションを一定以上持たない
③ 少しずつ損切りを行う

スタイルを提案します。


公式HPやブログ等で魅力的な通貨ペアや設定を見かけたら、トラップ幅を広げる方向でアレンジして使ってもいいですね。


将来にわたってリピート運用を続けるために、直近の利回りの良さより、ポジション数を抑える運用を心がけたいと思います。


2022年6月27日から、auカブコムFX に豪ドル・NZドルを含む6通貨ペアが追加されるので、今回の記事を踏まえた具体的なリピート設定記事を作成中です。少々お待ちください。

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