先に結論!
値動きの激しいコーンCFDを、過去最安値300ドル付近までを想定した予算でリピート売買!
トラップ幅30ドル、利確幅50ドル!
単純!
リピート売買の分散先として為替以外の運用を検討している方に向けた記事です。
一度にたくさんのお金を投入するのではなく、他部門のリピート益などを利用しながら、一本ずつトラップを仕掛けていき、徐々に稼働範囲を広げていく方針。
早速、コーンCFDを選ぶ理由と、トラップ設定の解説をします。
気になるところに目次から飛んでください。
なぜコーンCFDを選ぶか
コーンCFDを選ぶ理由は、上下の大きな値動きと、1口あたりの証拠金の安さ。評価損益が価格の1倍という分かりやすさに魅力を感じるからです。
(コーン月足)
investing.comより引用
低価格帯でもそれなりに動いているのが魅力。
例えば、記事作成時のレート・約550ドルの場合、最安値付近300ドルまで耐えるための予算は、1ドル150円換算だと250ドル×150円=37,500円です。ポジション証拠金約4,000円を合わせても約4万円。
あと15,000円程度の追加で最安値から-100ドルまで耐えることも可能です。
一度に大きな額を入金するのではなく、他部門のリピート益などを利用しながらの入金で、「約4万円入金ごとに1口だけ買いトラップを敷いていい」のようなルールにして、少しずつトラップ稼働範囲を広げていきます。
決して「コーンCFDがリピート売買に向いている」と主張しているわけではなく、
・1年で価格が大きく変動する可能性があるコーンCFDを、
・過去最安値、もしくはそれ以下の場合の必要証拠金も把握しながら、
・トラップを慎重に1本ずつ仕掛けていく。
以上がコンセプトになります。
近年の一方的な為替の値動きを受け、「為替のリピート益の再投資先が同じ通貨ペア・設定」であることに不安を感じてきた場合は、商品CFDも検討に値すると思います。
利益が大きいお気に入りのリピート設定があるなら、資金の積み増しはせず、そのままの規模で運用を続けるのも手だね!
次の項目は、トラップの詳細設定です。
コーンCFDトラップ設定
トラップ設定は簡単。
過去10年の最安値付近300ドルを想定した予算で買いトラップ。
トラップ幅は30ドル・利確幅は50ドルです。利確幅は好みで変えても問題ありません。
表にまとめられると大きな資金が必要に感じますが、実際の運用では一度にたくさん入金せず、上記のように、各レート毎の必要証拠金を把握しておき、必要な分だけ少しずつ入金していきます。
例えば開始時のレートが520ドルなら、4万円入金して買いトラップを1口だけ発注。
コーンCFDの上下に大きく振れる値動きなら、1・2本だけ建てたトラップの上を通りかかるかもしれません。
コーン価格が上に上がるならトラップ1・2本だけで上昇に乗っていってもいいですね。
コーン価格が下がり、かつ運用を続ける気があるなら、入金や、他部門のリピート益なども加えて買いトラップを追加。
レートが下に行くほど追加トラップに必要な金額は下がっていきます。
買いトラップ1本ずつ予算を入金していくから、はじめてのCFDリピートのお試しと考えてもいいですね。
最初からコーンのリピート単体での収支を考えるのではなく、他のリピート運用の補助として考えます。
50ドルの利確は大きい!
トラップに関しては単純なものなので、次はコーンCFDの価格調整額の解説です。
コーンCFD・価格調整額
コーンCFDには限月(強制決済される時期)はありませんが、CFDの価格は限月のある先物価格を参照(連動)しているため、一定期間ごとに参照先を変える必要があります。
現在の先物価格と、次の限月の異なる先物価格の価格差が「価格調整額」として2か月に1回程度(コーンの場合)発生します。
価格調整額の説明はGMOクリック証券の説明がわかりやすいです。
3種類の調整額 | はじめてのCFD | GMOクリック証券 (click-sec.com)
過去数年間のコーンの価格調整額は以下の図。
価格調整額の発生は2か月に1回。
FXと違い、2か月経つ前にリピートできれば調整金の負担が無いと考えることもできます。
ウクライナ侵攻の影響などによるコーン価格の高騰からの戻りによる価格の下落で、買いの調整額はプラスが続いていましたが、基本はマイナス。(個人の感想です)買いトラップの持ちすぎには警戒ですね。
先ほど示した14本の買いトラップのリピート益と、マイナス調整額の勝負になるといったところでしょう。
ユーロ円売り1000通貨を2か月持っただけで-1000円くらいは取られる(記事作成時)。コーンで50ドルの利確7,000円以上を狙うのも手か。
上下、どちらに振れてもピンチに陥るFXリピート系のハーフ&ハーフの代わりに、プラススワップ方向のみのFXリピートと商品CFDなどの組み合わせも考えられますね。
コーン価格が300を切ったらどうするんだよ!
リピート系の欠点はFXでもCFDでも関係ないだろ!
その通りですね。
次の項目で解説します。
コーン価格が300ドルを切る場合に備える(個人の感想)
今回の記事でのコーン価格の想定レンジの下限は300ドル。
買いトラップ1本ごとに予算を充て、トラップ範囲の順次拡大を図るものでした。
では、コーン価格が300ドル以下。極端に0ドルまで進んだらどうなるのか。
フルでポジションを持った上で0ドルまで進んだ場合の予算は以下の図。
酷いけど、逆に言うとこの予算で止まるということでもある。
為替は底が知れなくて興奮する!
対策として、FXとは異なり0ドルで価格が止まることを利用し、入金して確実に耐える選択肢が増えました。
ヒヤヒヤしながらチャートを眺める必要がないですね。
(DMMCFDは0ドル以下のレート配信は行われません。公式への問い合わせメールでの確認なので、今後変更の可能性はあります)
天然ガス・原油ほど保管コスト・輸送コストがかかる商品でもないため、最大予算110万円の心配はないと思います(個人の感想です)。
0ドル想定の資金をあらかじめ入れておくのが最も確実ですが、訪れるかどうかわからないラインに予算を割くのももったいないため、別の方法で300ドル以下の事態に備えます。
それは、
他の0ドル想定・または余裕のある予算編成のリピート設定との同居。
コーン(農産物)の予算編成は下値300ドル設定のまま、
・貴金属(金銀)
・エネルギー(天然ガス)
など、予算に余裕のある少額運用設定を、さらに系統を変えた商品に分散して備えます。
余裕のある設定をいくつか用意して、どれか一つの商品の急変に備えるということですね。
FXも含め、すべてのジャンルが同時に崩壊した場合は、証拠金取引・リピート系売買に手を出した自分の責任と思いましょう。
スプレッドの狭さでいえばGMOクリック証券(GMO・0.5ドル DMM0.7ドル 記事作成時)なのですが、
・独自の証拠金ルールによってポジションごとにロスカットラインの設定が必要
・注文が2週間で失効してしまう
などの理由から、お互いに予算を融通するときに混乱しないDMMFXを私は選択しました。
最悪、0ドルを背に戦うことのできる商品CFDリピート。
リピート系売買のFX以外への分散を、真剣に考えてみるのもいいかも知れませんね。
商品CFDに分散!
DMMCFD口座開設
コーンCFDの運用実績は、毎月こちらの記事に追記していきます。
2023年7月に開始したばかりで、現在ポジションは2個、決済は9,000円です。
お読みいただきありがとうございました。
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