先に結論!
銀CFDの含み損が急に大きくなってきて、今後の運用に悩んだ場合は、
① 金銀CFDリピートを止めたい⇒全損切り!
② まだ余裕⇒現在価格から上はトラップ幅0.2⇒0.4、利確幅0.5⇒1.0に!
③ 追加入金の意思はあるけれど、ペースが速すぎ⇒上部ブロックから順に10口ずつ順次損切り!
そんな記事です。
分かりません。
こちらの記事は、金銀CFDリピート設定のポジション整理案です。
金銀CFDリピートは、レンジの拡大に応じて1ブロック10万円の予算を徐々に追加していく運用。
しかし、2024年3月からの銀価格の急上昇などにより、
・10万円ブロック入金が追い付かない
・運用は続けたいが、一部損切りを混ぜつつ規模を縮小したい
そんな事態になった時に参考になるよう、具体例を挙げて解説します。
銀売りの調整額はプラスだが、含み損の拡大スピードが速すぎるのは困る。
順に解説していきます。
個人の感想です
金・銀価格上昇中
2024年4月現在、金・銀価格が大きく上昇しています。
これまでバランスの良い収支が続いていた金銀リピートも、4月第1・2週だけで大幅に悪化。
私の場合、6ブロック分、60口の銀売りポジションの含み損が急に30万円程度増えました。
ブロック予算の入金が間に合わない・・・
金銀CFDリピートは、レンジの拡大に応じて10万円のブロック予算を段階的に投入していく運用ですが、含み損の拡大スピードが速すぎると対応が間に合わない可能性があります。
価格の急変によってブロック数が急に増えるのが怖い場合、やるべきなのはポジションの整理。
そこで、
・銀売りのトラップ幅を広げるなど、ブロック予算が連続で必要にならないようにする
・いくつかポジションを手じまいして、さらなる急騰に備える
これらを念頭にトラップ整理案を検討してみます。
なお、
・運用をやめたい
この場合は全損切り一択が基本だと思います。
「金銀の運用は続ける」という場合のポジション整理案であることをご了承ください、
順番に解説していきます。
ポジションの例・問題点の整理
記事作成時の私のポジションを例に解説します。
現在の金銀CFDリピートの予算は70万円。
17.7ドル~27.5ドルまでは、0.2ドル毎に約50本の売りトラップが並んでいます。
含み損は約45万円。
1ブロック10万円で、金買い1口・銀売り10口の予算なので、5ブロック分トラップが並んだことになります。
およそのポジション状況と含み損をブロックごとにまとめてみましょう。
当たり前ですが、下のブロックほど含み損が大きいですね。
気になる問題点は、
① 5ブロック・50口の銀売りポジションを持っていると、銀価格が1ドル上昇する毎に含み損は約75000円ずつ増える。
② レンジが拡大する毎に10万円ずつ入金していく方針ではあるものの、月に何度もブロック入金を繰り返したくはない。
③ 第1ブロックの含み損が1ブロック予算10万円を超えてきた。さらに1ドル上昇する毎に約15,000円含み損が増える。
これらの点を踏まえてポジションを調整します。
第一段階・現在価格より上のポジションのトラップ幅を拡大する
追加資金にある程度余裕がある場合は、現在価格より上のレートの銀売りトラップのトラップ幅を0.2から0.4へ拡大すること検討します。
1ブロックあたり10口の銀売りポジションは、銀価格が2ドル上がると玉切れ。
そこをトラップ幅を2倍にし、4ドル上昇で1ブロックとして、ポジションの増加速度を抑えます。
私は、27.5ドル以上のブロックを利確幅0.4、大きく値を戻した時の決済が大きくなるように利確幅も1.0に広げました。
資金に余裕ができてから、0.2ドル幅に戻すかどうか決めればいいですね。
追加資金がなければ新規の銀ポジションを発注しないのが基本。
ただ、この対応では、新規ポジションの増加ペースを遅らせるだけで、すでに持っているポジションの含み損拡大は防げません。
現在保有しているポジションをある程度損切りしつつ、態勢を立て直す方法も考えましょう。
第二段階・上部ブロックから順に間引いていく
金銀リピートは継続するけど、売りポジションを減らして銀価格の急騰に備えたい場合は、現在レートに近いところから間引いて損切りしていくという方法があります。
現在価格より高いレートでのトラップ幅を0.2から0.4に広げたのだから、現在価格より低いレートも、トラップ幅が0.4になるように一個おきに損切りしていきます。
下の図を見ましょう。
1ブロック分、10口の銀売りポジションを下のブロックから損切りすると、13万5千円の損切りになります。
リピート益数か月分!
ちょっとキツイですね。
ここで、私の銀売りポジションの最下部を確認すると、約1,800円のプラス調整金が付与されています。(一部は振替済み。DMMは2022年まで調整金振替機能がありました)
結構頼りになる額(個人の感想)だと思います。調整額を受け取りながらじっくり待つ手もありますね。
ここで、トラップ幅を0.2⇒0.4に広げる案を思い出しましょう。
これ以上の銀価格の上昇によるダメージを軽減するには、どの場所の銀ポジションを10口切っても同じなのだから、下部ブロックは調整金をもらいながらじっくり待って、損切りするのは含み損の少ない上部ブロックから、トラップ幅が0.2から0.4になるように間引いて損切りしていきます。
上部のブロックなら、10口切っても3万円。
少ない損切りで銀ポジションの総保有枚数を減らしていき、銀のさらなる価格上昇に備えます。
上部のブロックは損切り+トラップ幅拡大、下部のブロックは調整金に期待するんだね!
金買いのリピート益があるなら、態勢の立て直しも早めにできるかもしれません(個人の感想です)
もっと銀が上昇したらどうするんだよ!
追加入金が間に合わないほどの銀価格上昇が続く場合、さらに下のブロックを間引きしていき、少しずつポジションを整理していこうと思っています。
「一気に損切りした後で反転」という経験も何度かあるので、損切りもブロック単位で行う予定です。
「ブロック予算があれば入金する」という方針の金銀CFDリピートなのだから、
① トラップ幅拡大
② 一部損切り
③ 継続の意思があれば追加入金
の順で検討するのが良いと考えます。
「追加入金」の選択が前にくる運用方法は不安定になるよ。
補足・金ポジションのホールドについて
金ポジションについての補足です。
金銀CFDリピートの、2024年4月の含み損の増加は銀価格の急上昇で起こりました。
上昇したのは銀だけでなく、金価格も過去最高値を大きく更新。
金のリピートも好調でしたが、銀売りの含み損拡大ペースには全くかないませんでした。
金ポジションをある程度ホールドしていれば、銀価格の急上昇によるダメージを金の含み益で吸収できていたという点もあることから、今後は銀のブロックが6なら金はその半分、3口程度はホールドしておこうと考えています。
「金は上昇、銀は激しい値動きに期待」という当初のコンセプトを守りながら、無理な入金をしないようにポジションを調整していきたいと思います。
今回の記事は以上です。
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